2009年3月27日金曜日

ハリラヤニュピの意義

一切の文明から自らを遮断し、静寂と闇の中で自分を見つめ、自然と原 始に帰り、家族と共に過ごすニュピは、バリ島の伝統でもあります。と、ホテルthe alit の人に真面目に教えてもらった。

バリ人は、数日前からニュピを迎える準備をし、数々の儀式を行い、当日は、瞑想し、祈りを捧げ、神々がバリ島を清めてくれるのを待つのだそうです。

厳粛な行事。そう、これほど迄に厳粛な厳しい行事は私の記憶では、無い。

世界中で一日だけでもこんな日があってもいい!と、本気で提案したい。環境の事,戦争や争い、見事な迄に改善されるのではないか。本気でそう思う。

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2009年3月23日月曜日

色んな思い。郷愁も含めて。一年ぶりの帰国を前にして、、










ひらひらと乱舞する蝶たちは、インドネシアにしか棲息しない貴重な昆虫として、大きな網の中でしっかり保護されていた。網は、大きな木も包むほど広いので、蝶たちは保護されている事も知らず優雅に飛び交っている。

絶滅の危機にある動物を保護しようとする動きは、世界中で広がっては いるし、日本でも取り組んでいるが、バリの鳥や植物や昆虫も、後進国(失礼!でも実感)ながら、あちこちで見受けられる。

2007年にオープンしたタマン.サファリ.バリでも、絶滅の危機にある貴重な動物の繁殖プログラムを進めていて、ホワイトタイガーの赤ちゃんが生まれたと云うニュースを目にしたので、是非見て来なくては、いや、会って来なくてはと思っている。

バリに住んでいる日本人の殆どが何とかしたいと考え、そして実行し始 めた事で、クリーンアップバリがある。清潔が当たり前の日本人が一番気にするゴミの問題。私も頭が痛い。こういう時だけ自分の年齢を誇示し(体力も無いので)私は参加してな いが、事ある度に街や海岸をきれいにしようと頑張って下さっている。

『バリの森を考える会』というのもある。日本のNPOの方達を中心にして、ウブド北部の植林に取り組んでいられる。

インターネットでバリ島を引いてみると、なんと『地球最後の楽園バリ 島」だって!
もし、本当にそう思ってるのなら、もっとこの島を、いや、大きく出て、地球を大事に,大切にしなきゃあねえ。とりあえず、ハリラヤニュピのような日を地球全体でやってみたらどうかしらねえ。一日だけでも、間違いなく空気がきれいになるよ。

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2009年3月12日木曜日

ジャワジャズとバリのお祭り

インドネシア最大の音楽祭典、ジャカルタ国際ジャワジャズフェスティ バルには、3日間で8万人が集まり、昨年の6万9千人を大きく上回った。と3月10日のジャカルタ新聞で報じられている。世界のトップミュージシャンたち2000人が集結してのものだそう。

日本の参加ミュージシャンのコーディネイトを手がけ、2007年には渡辺貞夫さんが監督をする企画を立案したブルーノートの小林栄さんは、「4年間ジャワジャズを見て来たが、ジャワジャズはアジア最大の音楽祭になった。日本では、インドネシアでこれだけの規模のイベントが行われ ている事さえ知られていない」と指摘されています。そして、日本のミュージシャンが出演する機会を設けたり、関連イベントを増やしたりも出来るのではないかと提案されている。

バリ人は、それはそれは、お祭り好き。学校が休み、銀行が休み、商店が休み、なんて、ごくありふれた光景。金持ちも、そうでない人も、収入の3割は祭りの為に消費するって!!

最近知った、初めて聞くお祭り。Hari raya Nyepi ハリラヤ ニュピ。
ハリ.ラヤと云うからには、お祭りなんだわね。なんと、サイレントディ、静かにしましょう!と云うのだ。

私も桜に会わせて、24、5日頃帰国しようと思ってた所、26日が ニュピで、その前後は、商店も閉まるし、飛行機も飛びませんよと聞くではないか。それで、用心して29日に立つ事にしたってわけなのだが、そもそもサイレントディってどうなるの??

先ず、乗り物一切駄目。日没後は火を使う事駄目。明かりも御法度。夜、明かりが漏れてると石を投げ込まれる。大きな話し声も禁止。学校、銀行、乗り物、スーパー。皆、静かにするべし! なのだ。

もう、もう、超面白い。と、私は思ってる。1年1回だけ、こんな日があってもいいんじゃない?!空気がきれいに なるよ。これは、インドネシアの行事でなく、バリ島だけの祭りで、いつからなの?と、聞いたら(20代のスタッフ)生まれた時からだから、知りません、だった。

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2009年3月5日木曜日

インドネシア西部国立公園


インドネシアには、実に多くの資源が眠ってるのになあ、と、心ある人たちは云う。資源を抱えてるのにねえと、じれったがってる理由は、自国にあるものを精製する方法を知らない、設備が無いということだと云う。
だから、外国資本がどんどん入って来て、いい所は持って行かれてしまうのだと。 

私は人の話だけだから決定的な事は知らないが、国立公園内には、インドネシアしか生存しない動物を保護してる箇所がいくつかある。ミンピリゾートの帰りに、その一つであるカンムリシロムクドリを見に行った。入園料が、えっと云うくらい高い気がしたが、まあ、保護する為の万分の一の寄付だと思えば気持いいと云い合い乍ら、美しい真っ白の、鳩より少し小さめの鳥をなるべく驚かせないようシャッターを切っ た。目の回りの瑠璃色が本当にきれいだ。雄は時々冠を逆立てて自分を誇示して、それがまた美しかった。

昨日のブログで3枚の写真を掲載したが、1番上は温泉がわいている所。

2枚目は右の方にもっと広がっている、入れる温泉で、手を伸ばすと海に届き、海水が掬える。向こうに茂っているのはマングローブの森。マングローブと云う名前の木や植物は無いそうで、熱帯や亜熱帯地域の河口など、満潮になると海水が満ちて来る所に生えている植物全部をマングローブと呼ぶのだとヤフーに載っていた。100種以上あるそうです。温泉につかり海から吹いて来る風を顔に当て乍らマングローブの森を眺めていると身も心も本当に癒されます。

3枚目は水牛と農夫。       

近々、やはりインドネシアしか棲息してない、それはそれは美しい蝶の様子と写真を掲載する予定です。

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2009年3月3日火曜日

バリ島西部へ行く




私達は,バリ島の西に向かった。北の端シンガラジャに行ってから20日後の事だ。途中、すっかり仲良しになったドライバーのウィッキーの家に寄った。古民家風の造りは中々立派で、きれいな奥さんと子供達と、お祖母さんが住んでいる。自分のうちに案内してくれるほど、バリ人のウィッキーと仲良くなれた事にも皆嬉しかった。

チャングーからウルワツを尻目に西に向かう途中、彼の有名な五つ星ホ テルブルガリに寄って見ようとなる。みんなキャッキャッと笑い乍らコーヒーだけよねと念を押し門に入ると思ったよりず~ッと質素なエントランスだ。

案内人がどうぞと指差す方に、カートが待っている。成る程成る程。カートが必要なわけだ。広大な敷地は起伏がはげしく、レストランへ行く道は南国の花のトンネ ル。遠くに目をやると、果てしなく海が輝いている。途中、ちょっと部屋を見たいと誰とも無く言い出し、ホテルの部屋に案内してもらう。もちろんバリ風だから一つ一つヴィラだが、私のヴィラとは雲泥の差。当たり前だけど。プライベートプールも付いていて、1泊18万円だとか。1番高い部屋は80万円ですって。

海を見下ろす崖っぷちにあるレストランでお茶をして、それでも満ち足 りた気分になり、また車を走らせる。北部方面より、平野が多いと云う感じ。あまりだんだん畑は無い。

何度見ても面白く感じるのは、稲刈りをしてる隣りの田んぼで田植えを している風景だ。その隣りの田んぼは青々とした稲穂。常夏の国だからなあ。見事な角をした水牛が荷物を運んでいる風景も時間を忘れさせてくれる。

ヌガラの県庁を過ぎて間もなく、というか、ようやくミンピリゾートに 着く。クタを出発してから4時間近く経っている。レストランで,今度は珈琲だけでない食事をとったが、皆満足したわ。海風もごちそうだった。そして何より満足したのは温泉! もう一度、今度は泊まりがけで行こうとみんなで話をしたのでした。

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