下記のブログは、
Bali Bali Japan, elzawild さんの了解を得 て転載したものです。
親友の早紀ちゃんから頂いた切符なのだけど、
東京滞在の期限切れで富士宮に帰らなければならず
美術好きのelzawildさんに差し上げたらこんな良い報告というか
ブログを見て転載を許してもらったんです。
店の入り口からエレベーターでなく、階段を2~3段下りますと
正面に襖1枚くらいのシャガールの絵が掛かっているのだけど
気が付いて下さっているでしょうか?
あれは、メトロポリタン歌劇場のこけら落としのポスターを
当時売り出しの若いシャガールに依頼して出来たポスターなのでした。
演し物の「魔笛」をイメージしたものと思われますが、
それ迄何とも「へび」だけは苦手だった私が、彼の優しい絵を見る
うちに、へびまでが可愛くなって来たのです。
たまたま今年は巳年。ポスターとは思えない高額だったけど
気張って買った好きな絵を、移転したばかりのDonfanのこけら落とし?
は は、。に飾ったのでした。
ともあれ、Bali Bali Japanさん有り難うです。
------------------------------------
2013年2月16日土曜日
シャガール展 (転載)
先週末、チケットをいただいたのでシャガール展に行きました。
最終日になんとか駆け込み、間にあったというわけです。
シャガールは以前からとても好きな画家です。
でもその実、彼について詳しくは知りませんでした。
「なんて夢想的で、色彩豊かで、心和む絵なんだろう」・・・
といつも見とれていただけ。
よく見かけた記憶に残る絵は、この有名な
「エッフェル塔の新郎新婦(1939)」
解説本の中の印刷画の写真なので、色彩は
解説本の中の印刷画の写真なので、色彩は
実際のものとはかけ離れていますが。。。
今回駆けつけたシャガール展では、巨大な布地に描かれた作品群。
こんな大きなキャンバスに、いくつも描いたのかと思いきや、
よく見ると全く同じ絵柄の小さな版画が横に並んでいました。
「え??? パソコンもない時代に一体どうやって、
こんなに正確に全く同じ絵を拡大して描くことが出来たの?」
と、その布地に近づいて目を凝らしてみるとそれは
布地の上に描かれた絵ではなく、絵柄を編み込んだものであったのです。
「も、もしや?」 と思って布地の裏側を見ると、
無数の結び目と糸の切れ端でふさふさしていました。
そこで初めて何の展示か気付きました。
それは巨大な「タピスリー」だったのです。
生涯にわたって、そして今現在もシャガールの絵をタピスリーに起こしている
イヴェット・コキールというフランス女性の作品群でした。
彼女が生涯をかけて編み出した、気の遠くなるような絵柄と色彩の
彼女が生涯をかけて編み出した、気の遠くなるような絵柄と色彩の
「記号化」によって、タピスリーの制作が実現されたということでした。
記号化された下絵(いわば織物の設計図)も見ましたが、
この仕事はパソコンには出来ない匠の技です。
全く同じ色彩を拡大しただけではシャガールの世界は再現できず、
人の手により感性によってあらたな色彩の解釈と変換をしなければ
その世界そのものを表現することができないのだそうです。
また、この展示をきっかけに私は
シャガールの生涯についても垣間見ることとなりました。
ユダヤ人として生をうけたこと、
貧しさに耐えながら描き続けた若き日があったこと。
世界大戦や革命の中で理想を追い求めたこと、
世界大戦や革命の中で理想を追い求めたこと、
失望を味わったこと。
自ら設立した芸術学校では
構成主義で教条的な画家たちとの対立と攻撃にあったこと。
生涯を支えた妻や子供たちの存在。 「愛」そして「希望」。
彼の絵に描かれた夢想的なイメージこそ
彼の絵に描かれた夢想的なイメージこそ
「生きる」という現実であったことなど。
「幻想画家」の代表と評されながら、
実は生々しい現実を心象として描いたものであったと・・・。
初めて私は「シャガールの世界」の入り口に立った気がしました。
そして、もっともっと彼のこと、彼の人生を知りたいと思うようになりました。
--- by elzawild ---
-------------------------------------------------
2013年2月9日土曜日
水仙が咲きました~~!!!
思わず涙が出てしまいました。そして話しかけました。
すごいわねえ~ありがとう。ばあばも負けないよ。と。
-----------------------------------------------------------------------
2013年2月4日月曜日
立春ですって?!
時の過ぎ行くのは本当に早い!! 今更ながら、、なのだけど、
年齢を重ねるとともに速度を増してゆく。
春とは名のみの寒さで、南洋ボケした老体には殊更きびしい。
が、日本の四季が大好きなのだから、これも楽しまなくちゃ。
次から次に起こるショッキングなニュースも老体には悪い。
それにつけても、マスコミの対応ほど腹立たしいものは無い。
ま、目をつぶろう。
そうだ。去年セメントの塀の下から伸びてアスファルトを破り芽を
出した水仙。どうなったかしら?? 見に行ってみよう!!
-----------------------------------------------------------------
登録:
投稿 (Atom)