2008年12月30日火曜日
2008年もサヨナラか!?
75年生きて来て、赤道直下のバリ島で暮らすようになるとは考えても見なかった。が、今ここで私は生きているし、まあ、どうって事でもないようにも思える。
四季の変化があろうと無かろうと、皮膚の色が違おうと、言葉の違いがあろうとも、陽は東から昇り西に沈み、人間の営みは「おんなじ」同じだからだ。
この一年、振り返る暇もないないくらいの変化はあったが、一歩の進化も無かったのが口惜しい。こうした人間の営みの繰り返しで一年が終わろうとしている。これでいいのか?と、自問する前に、今、此処にこうして生きている事だけで奇跡なのではないのでしょうか?みんな、そうなのです。生きている事が奇跡なのです。幸せなのです。
また来年も、愚にもつかない事に一喜一憂し「いっしょけんめいに」生きてゆこうではありませんか。2008年よアリガトでした。
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2008年12月26日金曜日
バトゥール湖からタナロットへ

キンタマーニは山の名前と勘違いしていたが、標高約1000m 以上のバトゥール山麓付近一帯の村を指すのらしい。キンタマーニ地方とも云っている。雨期に入ってから観光したので、バトゥール山は霧でかすんでいて写真を撮ることができなかったが、バトゥール湖は、瞬時晴れて上掲の写真を撮ることができた。
クタから1時間くらい車を走らせると、だんだん空気が澄んでくるのを感じる。バトゥール山の裾野に広がるバトゥール湖は、見ているだけで心も洗われるような気がする。
たまたま時を同じくして、ジャカルタ新聞に紹介されていたが、キンタマーニ地方で穫れたアラビカ種のコーヒーのみが、『キンタマーニ.コーヒー』の名前で、インドネシア初の「地理的表示特許」と認定され、バリから世界のブランドとして国内外の市場に出るようになるとの事で、何だか自分の事のように嬉しくなっている。
途中、ウブドのカンプン(田舎の意味)カフェで昼食をとり、タナロット寺院へ向かった。
バリ島の絵はがきには必ず加わっている、一見、人工的とも見まがう自然の巨大な岩?島?島にしては可愛い小さな島のまん中の洞穴に仏が祀ってあり、干潮の時にはそこまで行けるそうだが、私が行った時は満潮だったし、眺めるだけだった。 本当はタナロットのサンセットを見るつもりで時間も合わせて行った のだが、雨期と云うこともあり、雲が邪魔をして。でも、その雲がまた素晴らしかった。 地平線の上いっぱいに広がった雲。気持も雄大になる。
夕日に映えたタナロット寺院を見られなくて残念がっていると、乾季のときでも、なかなか絵はがきのような夕陽には出会えないとの話だった。
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2008年12月24日水曜日
チャーリーの友達、もう一度。

チャビと付けた女の子、相変わらずチャーリーのお供えを食べに来てますが、この写真、2匹仲良く食べてるのは、母ネコのミミ(と呼んでます)なんです。
ちょっと前、めずらしくチャビが食べ残してるので、??と思ったら親ネコを呼びに行ったらしいのよ。初めて母ネコが食べに来たの。そして、ごらんのように仲良く食べてるじゃないの。それから、1週間くらいだけど、親子一緒に来て、仲良く食べてるの。毎日ね。
親子だなあ、、。と、私、感心しきり。
近頃の親や、物心つき始めて何を考えてるのか分らん子供。それより(・・・やっかいな人間のことはさておき・・・)もっとネコ好きの皆さんに見てもらいたくて、またまたブログにしました。おわり。
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2008年12月17日水曜日
チャーリーにガールフレンド??
でも最近、食べてるそばで見てても、平気で食べるようになって、ありゃ、おんなの子ちゃんじゃないの。じゃあ、美人だし、名前はチャビにしよう、ってチャビちゃんに改名しました。アッハッは。
チャーリーは、とうとうおんなの子と縁がなく、生涯独身でした。これは全く、飼い主の我がまま以外の何ものでもなく、若い時は表でメスネコの鳴き声に耳をピンとそば立てたりしたんだけど、だんだんそれもなくなって、バリに来た時なんか、外の声がしても知らんふり、何の反応もしなくなって、人間で云うと、80歳すぎだしねえ。と、毎日おだやかに昼寝などしてるチャーリーをみては思ったものでした。最期も、ほんとうに、おだやかに、しずかに、私の腕の中で逝ってしまいました。
風さんに教えられました。 風さん、ありがとう。
星になったチャーリーは、風になって、いつもいつも、わたしの
上を、まわりを吹き渡っているのですわ。
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2008年12月13日土曜日
ビーチの隠れ家的スポット
バリのビーチと云うと、観光客の派手な水着スタイルと、大部分がカップル、家族連れ、団体旅行にサーファーと、時に、逞しい体つきの男性と、インドネシア人の若く可愛い男の子のカップルもある。まあ、本当に皆みな、エンジョイしてる様は見ていても楽しい。
因に今12月、日本は氷点下**度です、のニュースも聞くが、バリは勿論、夏。ビーチも乾季ほどの盛況は無いが結構賑わっている。
こちらで一番の仲良しになった友人が、空気も海もちょっと違うわよと連れて行って下さったのが、パタンバイ海岸。ここからは、ロンボク島への船が出ている。その湾からひと山越えたところに、また湾があり、これがブルーラグーン。まさに隠れ家的、いや、隠れビーチ? これもおかしい? でも、そんな感じ。
が、知る人ぞ知る、というか、さすがはダイビング会社の社長さん。あ、ちょっと紹介すると、彼女のご主人がバリの人。子供が12歳を頭に5人! 涙もろく太っ腹のママは、武蔵野美大を出た才媛。5人の世話ばかりでなく、も一人子供のようなbabaも入れると6人の面倒もスイスイこなしている。ブルーラグーンで子供たちがはしゃいでる間、私と彼女は、缶 ビール。彼女のもう一つの大好きなところは、baba以上に酒が強い事。推して知るべしだわね。
下の写真はヨーロッパ人のカップルだと思うけど、彼女がノートに夢中で書き込んでいるのは何かな?小説? 彼は、波が彼女にかからないよう砂を盛り上げるのに夢中です。
ね、こんな風景は、クタやスミニヤックの海岸では絶対に見られないで しょ?
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2008年12月3日水曜日
世界中で大事件が
東京で起こった上級官僚殺人事件。如何なることがあろうと、どのような原因があろうと、殺人はあってはならない。してはならない。まして、あの事件は、全く関係のない人が被害に遭われた事を考えると決して許せない。
しかし、(決して決して加害者の弁護では無い)彼の云う、30年前の、殺された家族の復讐(彼の場合犬だが)だというのは、本心かもしれない、と、思った。
ニュースを聞いた時、直ぐ思った。「あ、ペットロス」が、嵩じて、とうとう気が狂ってしまったと。30年も前の事を!と、ニュース解説でも、犯罪心理学者とやらも云ったり分析したりしてるが、30年の月日が、いやが上にも根深く潜伏して、とうとう気違いになったんだと思った。自首した時のふてぶてしいまでに落ち着いた顔と冷徹なほどの殺人計画はとても気違いとは見えないが、人間が人間を殺す瞬間は、完全に気が狂ってると思う。狂ってなければ人を殺せる訳がないと思う。
少年時代の傷は、彼自身が自分で思ってたより深く受けて、その傷は屈折して、歪みにゆがみ、決して癒える事無くまた根深く沈殿して、その性格や生活にも依るが、とうとう殺人狂になってしまった。
何回でも云う、決して許される事件ではないが、保健所に翌日犬を迎えに行ったら、「処分しました」と聞いたときの少年の衝撃と傷を思うと可哀想でならない。
が、その逆もあり得る。と云う事に気付きブログにしてみた。ペットロスから厭世的になり、自分を責めて、死にたくなる人間も居るかもと。その両方とも極端であり、弱い人間だ。強くあらねばならない。
人間と生まれたからには使命がある。と。使命を自覚した時人間は強くなるのだ。
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