バリで2年間住んでいたホテルtheAlitが新しくすることに
なったと云う内容のメールが来ました。
それにつけて、以前の私の部屋の前に眠っているチャーリーの墓を
どうしましょうと云うものです。
兎に角、敷地内を整地するのにブルトーザーでうやむやにする事は、
あれだけ可愛がっていた私の為にそれは出来ない。
許されないと云うものでした。
そのメールを読んだ私の感激を分かって頂けるでしょうか!!
3つの提案が書かれていました。勿論、お骨を掘り出して後の話です。
1)日本の私の所に送る。
2)バリの海に散骨する。
3)庭の隅に埋め直す(これは、一番迷惑が少ないと、仕方なく私が頼んだ事)
1)は、関税を通るのに大変。
2)は、散骨するのに船を出すのも費用がかかる。等です。
それで、良くよく考えた末、バリの何処の海辺でもいいですから、波に乗せて
流して下さい。と頼みました。
何日もしないうちに「チャーリーちゃんが見つかりました」とメールが来ました。
そして、奥様が、一時帰国のついでにお骨を持って帰り、神戸から東京
に送りますとの事です。
世界中、数えきれないほどあるホテルのオーナーさんで、これほどの方達が
居られるでしょうか!? 感動と感謝の涙が止まりませんでした。
そして、このバリの彫刻を施した小さな箱。
この中に小さくなったチャーリーが入っていました。
この箱の中には、チャーリーだけでなく、アリッツの福島さんご夫妻は勿論の事、
スタッフの好意と優しさがいっぱい詰まっているのです。大切な大切な
宝箱なのです。
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