2011年6月14日火曜日

ようやっと

 日本へ一時帰国してまたバリ島に戻り、バリ在住4年目に入った。
「僕たちバリ島に住もうと思ってるけど、お母さんも一緒にどうですか?」
と言い出しっぺの婿殿と娘が、ようやく4年目にしてやってきた。

その間、日本とバリとを何度か行ったり来たりしてたけど、落ち着くまでは
無かったのが、ようやっと。と云う次第。

お互いによく云えば自立。悪く云えば我がまま。あとの方が正解なんだ
けど、ようやっと彼等が来たからって、一緒に住んで暮らす訳ではない。
私もその方が有り難い。まだまだ元気(の、つもりだけど)だし。

ちょうど彼等から5分の場所にいい部屋が見つかり、今そこに住んでいる。
バリに来て一番長く居たのがアリッツで、1年9ヶ月お世話になった。
福島さんをはじめ、スタッフも実に気持のいいホテルだったし、何より
チャーリーのお墓まである。仮に、今直ぐ日本へ帰る事になったとしても
一生忘れられないなあ。ジ・アリッツは。

ようやっと、一段落した途端、チビのことを思い出した。無性に会いたい。
いや、実は今度またバリに来た日から、チビの顔が頭から離れない。

帰国前、チビの事を人に頼んでいたが、1週間前にチビに言い聞かせた。
「わたし、もうすぐ日本に帰るけど、いい子にしててね。」と。

帰国3日前にチビと同じくらいのネコと庭で一緒に遊んでるので、嬉しく
なって、「よかったね~お友達が出来たのーー」と、すごく喜んだ。

その夜から、、、。チビを見てない。帰国する日も居なかった。
再度こちらに来てから、大きい声で呼んでみた。何度も何度も。そこら
中を探してもみた。以前は何処にいてもすっ飛んできたのに、、、。

ようやっと、それこそようやっと、こう思ってる。思ううようになった。
あれだけ利口で人懐っこく、それに、もう、半分は大人になったし、友達も
いるし、きっと何処かで暮らしてるに違いない。と。

チビ、幸せに。ね。

                  
                       

0 件のコメント: