2012年1月19日木曜日

千成もなか



  毎年、お客さまにお配りするお年始に何がいいかな?と
    悩んだりしていたものだが、ある年、そうだ、
      ひょうたんは、縁起の良いものだし、
    小さな形ながら5個入りの小箱も洒落ている。

「ひょうたんから駒」と、今年は何が出るか、何を出そうかと、
   そう言う意味を込めて最適だと決めてから長年、
      千成さんに拵えてもらっている。

 店を受け継いだ息子夫婦も、それを守っていて、年明けに
行った娘達が貰ったと云って、新年早々にバリに来た婿殿が
         持って来てくれた。

 ええ~っ。千成もなかは、こんなに美味しかったっけ?
ひょうたんや、手頃なお年始にいいからというのもあるけれど、
    勿論、美味しいからこそ決めていた訳なのだ。

久しぶりに、弟から送って来た緑茶をいれて、餡たっぷりの
 和菓子を頂く幸せに、日本へ帰ったような気持になり、
      よし、今年はいい年になるぞ~。
    いい年にしなくちゃ~と思ったのだった。

                   
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