2017年2月1日水曜日

光陰矢の如し。と。

昔から云われている言葉ながら、80過ぎてからは身にしみて
実感する。


今の私の年で最愛の母は逝った。

日を追うごとに、どれほど素晴らしい母だったか。優しい母だったか。
偉大だったか。強かったか。

「明治の女は強いよ。ははは。」と笑いながら云ってた母の声が
聞こえてくる。

母は田舎で「おひいさん」と云われ、何不自由無く一人っ子として
大事に育てられた人だった。
父が戦地に行く迄は、その延長だった。

が、しかし、父が戦死してからの母は吃驚するほど変わった。
良い意味で、これほど変貌した女性を私は見ないし尊敬している。

とてもとても、母のまねは出来ない。母の足下にも及ばない。

が、母に近ずく努力は しなければ!


今は、名も無き偉大な母に捧ぐ書き物、永遠の追慕を遅々と進めている。