2008年9月28日日曜日

壮観の民族大移動(9月27日のジャカルタ新聞)

1日遅れで配達される新聞によると、上記のような見出しで、また1面トップに載っている。イスラム暦の9月でラマダンが終わり10月に当たる第1日がレバランとなる。陰暦に従い、毎年10日ずつ早くなる訳で、今年は1日となる。

祝日は、1日と2日だが、政府が決めた有給休暇の奨励日が、29日から始まり、多くのインドネシア人は、2週間の休暇を取り、故郷に帰って、1日と2日のお祈りをすませたあと、新調したイスラム服を着て親戚や近所、友人回りをし、その後自身の休暇に当てるのだと云う。

世界で15億人とも云われるイスラム教徒の内、約2億人とも云われるインドネシア人の、1600万人程の数が移動するわけだから、なるほど、民族大移動となる訳だ。

私個人として、今、ホテルのオーナーが好意でキッチンを付けたり色々と改装して下さっているが、いつもなら、ゆったりのんびり仕事するインドネシア人が、目の色を変えて、仕事している。明日の帰国に間に合わせようとして必死なのだ。こちらは、得した気分だが、本当にインドネシアは面白いわ。

2008年9月26日金曜日

インドネシアの大行事、ラマダンとレバラン

9月2日のジャカルタ新聞(日本語版)を見て吃驚したのは、1日から始まったラマダンの記事。”1面トップ”に載っている。 単なる宗教行事ではないのね。ラマダンは。 ブカ、プアサ(1日間の断食明け)を祝う記事と写真にうめられている。

テーブルの上に料理を山積みして、ブカプアサを告げる放送が流れると一斉に水を口に運んでのどを潤してから、食事を始めた。と、ある。それだけでも異国に来た感じなのに、それが1ヶ月間続くのだそうだ。日の出と共に断食が始まり、日の入りで終わる。その間、水も口にしてはいけない。生活、勿論、仕事も普通どうりやる。

ついこの間、面白かった?のは、ラマダン期間中、友人たちと食事をしたのだが、その中にイスラム教の友人が居る事に気がつき、「あ、ごめん」と謝ったら、その友人、すまして食べている。『今、生理中だからいい の』不浄の人だから、神の前にひざまずけないんだって。

レバランでジャワに帰るんでしょ?と聞くと、勿論よ、レバランに帰らない嫁は、親戚中ののけ者になるわ。

一日目のブカプアサといい、一か月間のラマダン明けの大祭といい、本当に目を丸くする事ばかり。 滞在4か月とは言え、刺激が多すぎますよ。

2008年9月17日水曜日

バリの月

窓から見る月があまりにも美しいので外に出てみる。
わあー、まん丸、、、、、。
今夜十五夜?  そう、そうよ。
そうすると、明日は十六夜ね。 い、ざ、よ、い。

そうだわ。日本を出て4ヶ月。たった4ヶ月しか経ってないのに
もう、長い事、よその国に居るような錯覚に陥っている。

でも、月はこの世に只一つ。
日本で見る月もバリで見る月も、今の、この月なんだ、、、。

急に、思いは日本へ飛ぶ。あの人も同じ月を見てるかしら?

何故か、子供の頃、明日の遠足のごちそうを作りながら、
「見てごらーん、あしたはいい天気じゃよー」とわたしを呼んで
一緒に月を見た母を思い出す。
色んな事を思い出す。色んな事が駆け巡る。だが感傷ではない。
豊かな感情なのだ。

こんな、豊かな、優しい感情が湧き上がるのは、やはり、
バリの月なの?

2008年9月10日水曜日

the alit に住み付きそう

実は9月に入って引っ越しました。クタロイヤルに比べて、ちょっと手狭だけど、ホテル並みのサービスが付いて、家賃も安くして下さった。これは私にとって大きい。何と云ってもオーナーはじめ、スタッフみんないい人たち。

概してバリの人たちは親切でやさしく、笑顔で接してくれるが、alitの人たちの多くが日本語を話せるから大助かり。これも大きい。

豪華で大きなホテルもいいが、長く住もうと思ってる私にとってうれしいのは、そう、隠れ家的というか、古木、大木と常夏の花のなかにある小さなビラは、まさしく隠れ家と云うに相応しい。「バリの田舎風」とうたってあるとうりのプチホテルだ。

最も気に入っているのが朝食。前夜に、明日の朝は何を、何時に食べますか?と、アンケート用紙を持って来る。4種類あって、ミーゴレン、ナシゴレン、パン食2種には2種のオムレツが付いている。飲み物も選べる。そしてデザート付き。

指定した時間に行くと、テーブルセッティングしてあって、顔を見てから調理して、アツアツを出してくれるのよ。パンも!南国の木々や花を眺め、心地よい風に吹かれ乍らのブレックファストは、まさに至福のとき。

私の次の時間が始まりました。