2012年12月15日土曜日

この生命力!!!

近所の家で、塀の内側に植えてある水仙が、コンクリートの
塀の下をくぐり抜け、道路のアスファルトを破り芽を出しているのです。




塀の内側は陰になっているから、陽を求めて顔を出したのでしょうが、
あまりの強さに吃驚し、「こうでなくちゃ!」 と感嘆した次第です。

400年前、岩の裂け目を自分から押し広げ大木となり、
桜を咲かせている桜!!!
国の天然記念物に指定されている岩手県の「石割桜」は、
震災後もしっかりと生き続け、春を待つばかりと云う。

動物も植物も、生きようとする生命力には感嘆しかありません。
              
                       
                      
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2012年11月21日水曜日

石井美千子「昭和の子供達」人形展

富士宮市制70周年記念展の一環として、又 
東北支援の一環として開催されているので見に行った。

月に一度は何かしらの展覧会や美術館に足を運んでいて、
先月行った秋野不矩美術館でも、80代になってもインドと日本を
行ったり来たりしながら、本来は日本画家なのだが
洋風の凄い絵を残した人生の大先輩に敬服し、元気を貰った。


石井美千子さんの事は全く知らなかったのだが、本当に吃驚。凄いよ!!
上の写真は田舎の農家の幸せこの上ない表現なのだろう。
このような作品がいっぱいある中、石井美千子さんと云う方が、
人間に対して限りない愛を持ち、愛を捧げている方だと感じた。




「街娼」と付けられているこの人形達を見て、不覚にも
落涙しそうになった。子供の頃、こんな話は聞いていたが。


戦後の日本で、街角に立つ以外に生きる事を知らなかった
女性達を、顔の表情からも着ている服装からも、亦、体全体
から伝わる哀愁と諦めを、作者がどれほどの悲しみと愛情を
持って表現されたのか私に伝わったからだ。本当に感動した。




「とばしっこ」となっているが
弟を4人持つ私がよく見た風景。
かわいいおチンチンを出して
どっちが遠くに飛ぶか競い合ったもの。


これだって愛情あふれた人形で
悪ガキどもの微笑ましい作品も沢山
あり、石井美千子さん
昭和の子供達や大人達の人形展が
催されるのを知ったら、是非とも
見に行って欲しい。











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2012年11月18日日曜日

雲一つない空の富士山

 

本当に美しいですねえ。いつ見てもすばらしい富士山。
手前に柿の木を写しました。たった一つ残った柿。
しぶとく残ってますよ~。


2012年10月20日土曜日

富士山に初雪が















今年は富士山の雪が遅くない?? と、弟に聞いたら
「雨が降れば雪になって積もるよ」
と云った通り、夕べの大雨があがった後、朝になって
今年初めての富士山の雪を見た。

みんなに目の前の富士山を見せてあげたいわあ。
               
                     
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2012年10月17日水曜日

「自然」だけを見ていたい


40年前に弟が植えたキンモクセイが二階の窓から
手が届くほどに高くなった。

移り行く自然だけを楽しんで生きて行ければいいのだけど、
現実はそうも行かない。
各政党は自分の政党を守るだけだし、それに対して、
どうあがいたって私の力でどうなるものでもないし。
いらいらしてしまうだけ。 ホント、腹立たしい。


まあ、スーパーにでも行って気をまぎらせて来るか。
と、大型スーパーイオンに出かける。

何とまあ!!驚いちゃった!。
大方の商品がTOPVALUになってるじゃありませんか。
ちょっと前迄TOPVALUとあるのが他商品より安いので
試しに買ってみてたのよ。まあ、安い分だけ美味しくない。

そんな事が数回あって、もう、買うの止めよう!と思って
いたところ、散歩がてらに行ったイオンのほとんどの商品が
TOPVALUになってる!!こんなんじゃ,今にビールも?!
なんて、売り場に行くと、あれ~ ビールもTOPVALU!!

製造販売してお客に安く提供するという大義名分なのだが、
要するに、もっと利益を上げようという魂胆丸見え。
そう考えるのおかしい??

もうーがっかり。がっくり。店内散歩も止めたわ。 

農作物も生産して、今に米まで生産するようになったら、
小さい農家はどうなっちゃうの??





家に帰ってクサクサしてたら、
窓からの風が何とも云えない
いい匂い。
 
わあ~~キンモクセイだわ~~。

心が落ち着き、
とっても心が和んできた。

ありがとうね。









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2012年10月9日火曜日

富士宮 浅間神社

東京からサッちゃん来訪。娘みたいな感じで仲良くしている。
時間もあまりないし。と云う事で、先ず近くの名所とされる
浅間神社に案内した。















第11代垂仁天皇が現在の地に祀られたのを浅間大社の
起源とされる。 (現在の天皇は126代? だと思う)

主神として祀られているのは、ニニギノミコトに縁のある
コノハナサクヤヒメで、一千百余年全国1300に及ぶ
浅間神社の総本社となっている歴史由緒ある神社である。
武家時代に入り、源頼朝は領地を寄進し、北条、足利も
社殿を修復し、信玄親子は種々の宝物を献上し、秀吉も
領地を寄進した。

慶長九年、徳川家康は本殿ほか、あまたの寄進をし、更に
富士山8合目以上を寄進した。今も8合目以上は総本社の
土地である。

源頼朝が建久四年に巻狩をした折に奉納された儀式が
流鏑馬の起因とされる。

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流鏑馬の銅像。    透き通った水面で、水鳥や鯉が泳ぎ回っている。


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2012年10月1日月曜日

台風一過

9月の終わり30日は


中秋の名月を楽しみたいと待ち構えていたのに
何と大型台風が!
富士宮では、一部120ミリを記録したと云う。

我が家は水の心配は無いのだが
大風には驚いた。恐かった。

折角のお月見も、それどころではなかった。

台風銀座と云われていた宮崎生まれの私。
子供の頃を思い出し恐かったが、時速50キロで
駆け抜けた台風に、正直、あれ?

と云う感じ。一晩中荒れ狂って死ぬほど恐かった
子供の記憶を無くしてくれた。

夜中11時過ぎ、雨のやんだ外に出て、月を眺め、
真っ暗の夜空に浮かんで輝く中秋の月を納めた。
























台風一過。
くっきりと威容を見せてくれた富士山。
たなびく雲も穏やかに
富士山を讃えているかの様に見える。




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2012年9月26日水曜日

やっぱり富士山

 朝もやが明けたばかりの富士山は、空の色にとけ込むように

優美だ。しばらく窓辺に立ち尽して見入る。
















秋の空気に誘われて、朝の散歩に出かける。



    あ~ら。彼岸花が。



今季はこれで最後とばかり

天に向かって咲き誇っている。

              











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2012年9月22日土曜日

グリム童話講演会に行ってみた

今年は、富士宮市制施行70周年になると云うので
盛りだくさんのイベントが組まれている。

前半は居住する前なので、見たり聞いたりしなくて
勿体なかった気がしないでもないが、9月の講演、
グリム童話誕生200年の市広報を見て、行ってみよう
と云う気になったのだ。
講師は白百合女子大学準教授 間宮史子氏。
日本口承文芸会会長をしておられ、多くの昔話や研究を
発表されている。

午前2時間。 午後2時間。となっていて、私は午前中
だけを予約していたのだが、面白くて、つい午後の部迄
講義を受けてしまった。


そう。講演と云うより講義と云った感じ。
何十年ぶりだろう!? 昼食を挟んだとはいえ4時間も
「お勉強」したのは。 あはは、、。

おかげで? その夜の疲れときたら。またもって御年を
感じてしまいました。でも楽しかったよ。
今年中のイベントには なるべく沢山行こうっ!と。



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2012年9月15日土曜日

秋到来


富士山に初冠雪を見ると、いよいよ秋だなあとの感慨がある。
日本の四季を見たくて遭いたくて、矢も楯もたまらず帰国した私だ。

毎日移り行く自然の美しさと脅威に、私は、もっともっと変化成長
して行かなければ!!と、最近とみに弱腰になっている自分を叱咤
している。

パラリンピックは、殆ど結果しか放映されない状態だったが、
オリンピック同様本当に感動した。特にパラリンピック選手の
あの頑張りは涙無しには見る事が出来なかった。















見ながら、時折 自身に問いかけたりした。
障害者競技だからと、私は差別して見てないか? 障害者だから
余計涙するのか? と。最近はどうも、自虐的になっている。

否、否、そうでは無い。決してそうではない!。同等に感動して
観戦している。

健常者で美人で、オリンピックに出た馬淵よしのちゃんの事を
よく知っている。彼女は3歳からプールで泳ぎ始め、休んだのは
正月元日だけだったと云っていた。何年間も前から人によっては
よちよち歩きの頃から鍛錬しているのだ。

競技に出られなかった人でも、同様に努力しているのだ。
だから、涙無しには見られないのだ。感動するのである。

さあ、私も100歳までには20年もある!。頑張るぞ~~


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2012年9月9日日曜日

残暑も平気。サルスベリの花














秋の野に咲く可憐な花たちは まだ見かけないが、
大木にまで大きくなるサルスベリは、今を盛りに咲き誇っている。

根元からのびている幹はつるつるしていて、木登り天才の
猿でさえ滑るからサルスベリと云うらしい。

家の中でぼやいていても気が晴れないので散歩に出る。
どういう訳か、私の住んでいるあたりの家の庭には、
どこの家にもサルスベリが植えてあり、この家の木は何年
経っているのかな?などと思いながら歩いていると、
いつのまにか顔がほころび、気持ちが優しくなっている。

 一つ一つの花びらは可憐なのに、残暑の陽ざしも何のその。
天に向かって、しかも、色あでやかに、まるで自分の為にだけ
咲き誇っているかのように思わせられるのは不思議。

きれいよー。うう~ん。すご~い。元気をくれてアリガトね。



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2012年9月5日水曜日

ブログを見ていて下さる方ごめんなさいね。

もう少し、心穏やかになってからブログを更新しようと考えていた
のだけれど、時間をおいても収まらない。こんなときは、
やはり日記でぶつぶつぼやくしかないよねえ。

毎回、興奮し、感動するのはオリンピックで、今年もまた、
選手達には大拍手を送り、ありがとう。ご苦労様でした。
と選手の顔を見て云った。テレビに向かってだけど。
ははは。 オリンピックが終わり、ふう~と、気が抜けたが、
すぐにパラリンピックが始まるからと楽しみにしていたが、
あれれ?テレビ放送が少ないのよねえ。殆ど無いに等しい。
これって何?? 

オリンピックはメジャーでパラリンピックはマイナーなの??  
もう、がっかり。不公平だよね。

それより先週の大騒ぎのニュース。AKBの何とかさんが
卒業?引退?するって、どのチャンネルをまわしても報道
されてる始末。NHKまでやってるのだもの。もう、どさ回りの
芝居小屋みたい。田舎回りの劇団さんすみません!!
可愛い女の子ちゃん達が大勢で歌ったり踊ったりだから
そりゃあ可愛いよね。でも、それに群がる若い子達,
大人も含めて、私はただただ呆れ返っている。

あそこまでプロジュースした秋元康先生には脱帽しているが。
昔から売れるプロジュースを企画し、決して狙いから外さない
才能と云うか、悪運が強いと云うか本当に恐れ入る。
 だが、これまた私は彼の先生 大嫌いなのよねえ。

ま、好き嫌いを云っても何の影響も無いbaabaだから
遠慮なく云ってしまった。

噴水のごとくどんどん製造する歌詞は陳腐だし、似たような
ものばかり。名は無いけれどロックミュージシャンが叫ぶ 歌詞に、
時折り魂をゆさぶられたりするが、先生もお聴きに なっては
如何でしょう。 ついでに云わせてもらうが、使い切れないほどの
大もうけを 被災地に100億円くらい寄付し、貧しい馬産地の農家から
100頭くらいの馬を買い付け、今にもつぶれそうな名も無い
厩舎に預けてくれたら「おーーいいじゃ~ん!!」とか云って
たちまちファン顔するかもしれない。

あ、恐い。 政治家もどうしちゃってるんでしょうねえ。ホント、頭に
来るよね。云いたい事が明日までかかりそうだから止めとこう。


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2012年8月28日火曜日

バンガロー風の素朴さに惹かれて



我が家を出て2分ほど歩くと あ~ら、これも何かの縁かしら?
畑の真ん中にジャズをやっている東風(こち)と云う店がある。

月に2回ほどジャムセッションがあリ、オーナーさん、何とか
毎日人が来てくれるよう、飲み放題とか、誰それバンドとか
美味しいつまみの日とか懸命に頑張っているのが分かる。

 私はセッションの日にしか行かないから知らないが、donfan
同様、経営は楽ではないようだ。
しかし、土地も店も自分のものだと云うのはdonfanとは大違い。

マスターの吉野さんが3年半かけて、全て手作りした山小屋風
の外観と店内は、素朴な味わいと暖か味に満ちている。

演奏者も皆中年以上。時々若者も飛び入りしてるが。
演奏も、中々のもの!! 楽しませていただいている。

私は,この店では全くのフリー客としてdonfanの事も知らん振り
しているから、本当に気楽に癒されていて、最近のいや~な
ニュースにむかっ腹を立てているのも忘れさせて貰える有り難い
店となっている。

 写真の左端でサックスを吹いているのがマスターの吉野さん。
右端にグランドピアノが置いてあってこの日の演奏者は女性の
神谷富美恵さん。トランペット、名前は知らないけどGood! 


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2012年8月22日水曜日

世界遺産登録??!!!

 

富士宮と山梨県では富士山を世界遺産に認定してもらおうと
躍起になっている。
ええ~っ 何よ今更!と思ったのは私だけであろうか。
「フジヤマ」と云えば、世界中の人が日本一の山 富士山と
知っていると思い込んでいたのだ。
















富士宮市は勿論、静岡県知事も登録に力を入れているのが
報道されていて、8月末にはユネスコの諮問機関である
イコモスの調査員が両県から登山して、登録に値するかの
判断をするらしい。

富士宮に住んで何よりも富士山を愛し自慢している私は
世界遺産であろうが只の山であろうがどうでもいいのだ。
 先だって、東京で「あ~焼きそばの富士宮に住んでるの」と
云われ、「違うっちゅうの!!富士山の富士宮よっ。」と
息巻いたが、町おこしの一つとして焼きそばを有名にし、
わざわざ焼きそばを食べにくる若者達が増えた事は賞賛して
しかるべきであろう。
















そんなわけで、世界遺産となれば観光人口が増えるのは
間違いないだろうし、日本の若者どころか、世界各地からも
観光客が来てくれて、、と。 
何よ今更!と、すねた気持ちなんぞ老いた証拠だわね。
やはり世界遺産として世界にアピールしなくちゃね。
認定されれば嬉しい事ですわ。


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2012年8月4日土曜日

真夏の富士山とオリンピック


バリで仲良くなってお世話になった友達が我が家に来て下さった。

久しぶり、,と云っても半年ぶりなのだけどとても嬉しかった。
いいわねえ こうして目の前に富士山が見えるなんて最高じゃないの!!
と喜んでもらった。

このところ、ずう~っと靄がかかっていて姿を見せてくれなかったのだけど、
久しぶりに、その美しい力強さを見て感動したのだった。
矢張り夏。頂上に全く雪がない。

 ロンドンオリンピック開催中なのをいい事にして、私は自分の夏休みに
する事にした。勿論、自然と日本を応援している。 
オリンピックに一喜一憂しながら一人でちびりちびりやるのも
又いいものですわ~


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2012年7月29日日曜日

万感交々


帰国して早3ヶ月半が経ってしまっている。経ってしまったと言うのが本心だ。 

正に万感交々、まとまりのない、地に足がつかない毎日と言ってよい。
こんな毎日の中で、一番の慰めは何と言っても<あの、この>富士山の勇姿。
勇ましいだけではない。美しいだけではない。まして、慰めてくれるだけ、
と言うものでもない。    
                                               <神秘>

朝、窓を開けると真っ先に、今日は富士山が見えるかな?
顔を出してくれているかなと富士山を見る。晴れていても、雲や霞が全体を
覆っていると丸っきり見えない。

晴れた日、空気が乾いていると、たなびく雲の上から頭を出しているのだ。
私は思わず手を合わせている。 上の写真は、富士宮に住み始めて
まっ先に撮ったもの。

専門家や芸術家が数知れないほど富士山を撮って紹介しているので、
こんな写真を出すのも憚れるが、夏の初め、珍しく雲一つない日の穏やかで
美しい富士山を捉えた。
                                     
                       
                    
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2012年3月29日木曜日

ロンボク島の日没


ロンボクの海は凪いでいた。
クタの海辺より鄙びているのがいい。

水平線上に見えるのはアグン山。

ロンボク島から見えるのだから、
さすがバリ島の神の山アグン山は高い。

上弦の月と一番星とアグン山と凪いだ海。

バリ島暮らしの最後を
祝福してくれたかのよう。

有難う。有難う。
               
             
                
                
                                     
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2012年3月26日月曜日

バリ島の健気な日本人 頭が下がる


日本人達は何らかの形で自分が日本とインドネシアの梯になろうと
頑張っている。目に見える一つがサヌールにある補習校、クタにある
カルチャー校、クリーンアップバリ、 キンタマーニに木を植える会など、
沢山の組織を作っていて、本気で活動している。




目に付かない所でも、日本人やインドネシア人に毎日曜日に野球の指導と
交流会、また、趣味の交流会など、おそらく日本にいたらここまでの活動は
しなかったかも知れない。先日デンパサールのアートセンターで年一度の
カルチャー、バレーの発表会を見に行き驚いた。学芸会の発表なんてもの
ではないのだ。3つ4つの子供から中年の美しき女性まで総勢60数名。
立派なバレーなのだ。

小さい子供たちのあまりのかわいさに涙してしまった。 写真のトウマ君。



4年前バリに来 た時 初めて見たが、まるまる太っていて、まだバレーと
云うには?と思って見たのだが、14才になった今、あー男性バレリーナが
誕生した!と、すっかり惚れ込んでしまった。

今はまだ目立たないけれど将来必ず中心的存在としてインドネシアと
日本を結ぶ役割を担ってくれるであろう5人の子供のお母さん。

もうすぐ帰国を前に、愛しい人たちを記憶に残せた幸せをかみしめて居る。
                    
                          
                              
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2012年3月17日土曜日

祖国の土を踏みたい

80歳になったら、ずっとバリに住むか日本に住むか決めようと
以前から考えていたが、私は日本に帰りたくなった。
70代の最後で、しかも元気なうちに日本に帰り、あと一仕事??
したいのとは違う気持になっている。

私は今、祖国の土を踏みたいのだ。

キザに聞こえようが どう思われようが、
私は祖国のみんなと痛みを共有したいのだ。

毎日のように報道される震災後の日本人の健気な姿に涙が溢れて来る。
私が帰ったところで何一つ、露ほども役に立たないのは分かっている。
それどころか以後はますます多くの人の世話になり、
家族にも迷惑をかけるであろう。

それでも私は今、祖国の人々と同じ空気を吸い、同じ土を踏みたいのだ。
                       
                            
                               
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2012年3月10日土曜日

もう 大丈夫よ



子猫が何やら羽の塊みたいなのにじゃれついている。
よく見ると自分の体くらいの鳥。
その脇で誇らしい顔をした母猫が私を見上げた。  

つい30分くらい前、母猫が何かを狙って身構えていたのを思い出した。
そうだったのね!私が日本に帰っても大丈夫だわね?
二人?いや二匹ともチャンと生きて行けるわね。

おっぱい以外には見向きもしなかった子猫のミーは、
母親の食べてる餌を一緒に食べている。 あー お腹いっぱい。
でもママのおっぱいも飲むのよ。
                                
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2012年3月7日水曜日

歩行者優先なしのバリ島

よく歩く日本人や外国人が特に注意しなければならないのが車とバイク。
バイクに乗ったバリ人が向こうから飛ばして来る。

勿論、私は道の脇を歩いているのだが、私のすれすれの所を飛ばすので
私は溝に落っこちそうになるほどよける。
彼らはそれでも自分が避けようとせず真っ直ぐ飛ばす。
100人が100人こんな風だから怖いのよ。気を付けましょうね皆さん。

それから日焼け。西洋人はメラニン色素が少ないからいいけど
私たち日本人、特に中年?過ぎの私達は、まだらな日焼けになるからご用心。

私なんか斑焼けになってしまって後悔してるのよ。
今更どうって事ないとは思いながら決して見よいものではないもの。
日焼け止めクリームも下手な付け方すると私みたいになるから、
まんべんなく付けてね。日がさをさして歩いているのは大抵日本人だけど、
これが一番いいようです。
                
                      
          
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2012年3月3日土曜日

バンジャールのおじさん




毎月始めになると役員をしているオジサンが二人で町内会費を集めに来る。
ニュークニンの中でも私の住んでいる一画は特にバリ島内で整備されている
部落と云える。

エアポートから伸びている国道はどの地区でも整備されているが、
一歩逸れた道に入ると何ともまあ、信じられない程のガタガタ道。
観光地と宣伝するなら、国も道路やどぶ溝やゴミを何とかしなくちゃねえ。

他の地域や部落でもバンジャール制度があると聞くが、
ニュークニンのこのオジサン達のように威厳を持って部落を引っ張ったら、
少しは溝やゴミもマシになるかと思う。
最近漸く私に会ってニコニコしてくれるようになった。



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2012年2月27日月曜日

日本車の人気の訳

バリ島もジャワ島も日本車が一番多い。
中でもトヨタがダントツなのだが、車をチャーターして走ってると、
あれもこれも日本車なのでバリ人のドライバーに、たくさん日本車を
使ってくれて有難うと云うと、どこの国と比べても日本のが最高、
一番です。という。彼もトヨタである。12年目だという。
もし今この車を売っても値段はあまり下がりません。
でも日本以外の車だったら半額以下です。

それに日本車はガソリン1リットルで16キロ走るけど他の自動車は
9キロしか走りません。と話してくれた。 日本の技術力は凄い!
素晴らしい! 車に限らず、食品、アパレル、建築、衣食住の全ての
分野に於いて優れているのを目の当たりにした。

世界の観光地として、また癒やしの土地として、絶大の人気を誇る
バリ島にも匹敵する観光地が我が日本に在ることも忘れてはならない。

日本人の美徳とされてきた 謙譲 も今やこの世界では通用しなくなっている。
外交の場での日本の政治家には目を覆いたくなる。腹立たしい!

同じ日本人でも、世界に進出しているトップは流石に違う。
この自分が会社を社員を守らなければ誰が守るというのだ!
という気概がある。 命を張ってこの国を守る、民衆を護る。
という政治家が居ない現状では経済界に期待してしまう私なのだ。

                    
                        
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2012年2月21日火曜日

可愛いい珍客

朝、風呂場に行ったら驚いた!!
1月前から時々来て餌をねだり、大家さんに隠れて食べさせていた
雌猫のタマコが小さな子猫におっぱいを吸わせているじゃありませんか。



我が家の風呂場は片方が全面オープンだけど、軒下に沿って
高さ3.5メートルの石が積まれている。時たまタマコが其処から入って
大きな声で呼んでいたけど部屋には入れなかったのよ。

子猫をだっこ?して必死によじ登って来たのを想像して、
親子ともに可愛くなってしまった。

どうやら我が家を住みかにするつもりらしいなあ。。。

去年の今頃はチビが居たなあ。
一時帰国する直前に自分から居なくなって、、。
今度も私はあと少しで帰国するのよねえ。

     

また必ずバリに来るつもりだけど、いつ来るか約束できないのよ。
お前どうする? まあ、居る間は精一杯かわいがってあげるわね。


タマコは野良猫ではなさそう。きっと誰かが置いて行ったのだろう。
私に擦り寄って甘えるから。それに1.2こだけどダメ、おいで位は分かる。

チャーリーへの誓いを守っていて、今後ねことは共生しないと決心しているから、
タマコも部屋には入れてあげない。チビだってそうだった。
ようやく中に入れて貰えない事が解ったのか風呂場ならいいと思ったのか(笑)。
子猫におっぱいをやっているときの誇らしい顔!
それに、急に物わかり?のいい猫に豹変した。 ・・・いや、猫変だわね。

ホント、動物は利口です。
                        
                                  
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2012年2月19日日曜日

心が決まった

今年はラスト70代。
最後の70代を、もう一度何かにトライしたい!
この元気と若さ(笑)があるうちに!

バリの風を愛で、のんびりと過ごすのもいい。でも、
まだまだ元気で若い(笑)うちは逆にしんどいのだ。

夏休みを目一杯遊んで宿題を忘れた小学生のような気持ちになったのだ。

日本に帰って宿題をしよう!
どんな宿題? それはいいの!
帰ってから決めればいいの。探せばいいの。

帰国したら直ぐにバリが恋しくなるのがわかっていながらも。
何だかんだと言いながら、矢張り日本が好きなんですねえ。

                     
                             
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2012年2月12日日曜日

祭りの為に働き祭りに生きるバリ島ウブド村の人たち



ガルンガン クニンガン オダランと3週間も祭り気分。
お供え物も盛大。おすそ分けも沢山戴く。
何をお祈りしたの?と聞いたら、
元気に生きて有難う御座います。だけですとにっこり。
参っちゃいました。
                   
                     
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2012年1月28日土曜日

バリ島 申し訳ない程のんびり

日本の現状、特に福島、東北を思うと、これでいいのだろうか?!
     いいわけ無いけど、どうすればいいの?と、
       嘘でなく毎日我が祖国を思っている。

片やバリは実にのんびり。最近またネコが現れて、ニャアニャアと私に
       声かけ、つい、餌を上げてしまう。
 大家さんが餌を上げてはいけまんと注意するので隠れてやっている。


   動物はいい!!。これほど心休まる対象があるだろうか?!

でも、あんまり気持を容れ込むと、また以前のチビの様に、居なくなって
探しまわらなければならない事は解っているから程々に!と戒めている。

チャーリーは別格だったけど、あの子は私の腕の中で眠りに就いたので
  その時は悲しかったが、今は、見事な死に際を賞賛さえして、
       心の中に永遠に残る動物となっている。

         バリに居ると、何もかもが夢幻のように、
     自然の風に吹かれ、緩慢な空気の中に身を委ねて居る事が
        当たり前になってしまったのかも知れない。

               
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2012年1月23日月曜日

バリ島 更に進む建築ラッシュ

4年近くなるバリ島生活の中で「何だろうこれ!」と憂慮している
   一つが建築のラッシュ。クタのサンセット通りだけでも
あれよあれよという間に次々とホテルが建てられている。それにつれて
 車も大幅に増えて来ていて4~5分の渋滞は当たり前になっている。

今に、ジャカルタ並の交通ラッシュになったらバリ島は世界の観光地
なんて言えるかしらね!?  観光地だからと、ホテルを見境も無く
建てているお金持ちも、今に自然淘汰される!人ごと乍ら心配なのだ。

リタイヤメントビザでチマチマ借家暮らしの私にも当然とばっちりが。

 1年ごとに家賃が上がる。今住んでいるウブドのニュークニンは、
 比較的整った村で、地元の小さい店の野菜など、クタ方面の半分
       くらいなので喜んでいるのだが、、、。

 1年程前に部屋を借りてくれと云われたマディを今日訪ねてみたら、
       2万5千円だったのが、3万円と云う。
   部屋も2つあり、台所部屋もついていて、一人暮らしには
     贅沢なくらいだけど、ちょうど良かったのになあ。

やれやれ。ですよ。家賃安と物価安。それにどんなにお金を出しても
       買うことができない温暖な空気と風。

その魅力に老後をかけていたのに段々と世知辛くなって来てる現実に、
       魅力も薄らいで来つつある私なのだ。
 
 こんな風にブツクサ云っている間も、心地よい風が通り抜ける。
           これはいいよ~~。
      
       さてさて、どうしたもんだろうなあ。


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2012年1月19日木曜日

千成もなか



  毎年、お客さまにお配りするお年始に何がいいかな?と
    悩んだりしていたものだが、ある年、そうだ、
      ひょうたんは、縁起の良いものだし、
    小さな形ながら5個入りの小箱も洒落ている。

「ひょうたんから駒」と、今年は何が出るか、何を出そうかと、
   そう言う意味を込めて最適だと決めてから長年、
      千成さんに拵えてもらっている。

 店を受け継いだ息子夫婦も、それを守っていて、年明けに
行った娘達が貰ったと云って、新年早々にバリに来た婿殿が
         持って来てくれた。

 ええ~っ。千成もなかは、こんなに美味しかったっけ?
ひょうたんや、手頃なお年始にいいからというのもあるけれど、
    勿論、美味しいからこそ決めていた訳なのだ。

久しぶりに、弟から送って来た緑茶をいれて、餡たっぷりの
 和菓子を頂く幸せに、日本へ帰ったような気持になり、
      よし、今年はいい年になるぞ~。
    いい年にしなくちゃ~と思ったのだった。

                   
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2012年1月12日木曜日

作文教室の終了

ようやく脱稿の運びとなった。バリに来て書き始め、遊び遊び、
休み休みの、シロウト仕事なので、3年半もかかってしまった。
早いからいいというものでもないし、遅くなったからいいものが出来る
と云うのは全く無いが、おかしな事に、一応ホッとしている。

バリに来るきっかけとなった婿殿が今、取材のため1週間だけ滞在する
のでしばらく手抜きをしていた料理を拵えた。二人で乾杯という事だけど、
彼は何の乾杯だか知らないと思う。だが、考えてみれば彼の一言でバリ
に来たようなものだし、フィクションの中身もバリが出て来るものになった。
ありがとう!!と、言わなくちゃ。



彼の好きな鳥の唐揚げと生野菜たっぷり。唐揚げはショウガ醤油に漬け
込んだ日本の味にしたけど、気に入るかどうか?
               
                   
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2012年1月8日日曜日

雨期のお正月


    
 バリ島は今雨期。普通2時間くらいで晴れるのに、この2~3日、
中々晴れないのです。室温25、3度、 湿度92パーセント。
ウブドは湿度が高いので、海浜地方はそうでも無いかもしれない。

それでも今朝ちょっとの雨間を見て庭の落ち葉や花を拾い、いつものよ
うに 器に、と言っても皿や小鉢だけどね。活けました。(置いただけだけど)
黄色い葉っぱや、赤い葉っぱ。結構きれいなのよ。ジュプンの可愛いのも
落ちている。

昨夜の大雨のせいかな? アボカドが熟れる前に落ちてるの。日本で買う
アボカドは、手のひらに乗る小さい実なのだけど、吃驚するくらい大きい。
何グラムあるかな? 計ってみたら800グラム!! 1キロに近い。
木の高さは10メートルくらいはありそう。

落ちて割れてるのをかじってみたら、おお、苦い。どんな食べ方をする
んでしょうね? まあ、じっくり、熟れるのを待つのかしら? あとで
近所の人に聞いてみなきゃ。

今日もまた、夕方になるとまた友達が訪ねてくれることになっている。
一人だけの作文教室も閉鎖する段階になってるんだけど、中々ねえ。
思うように行かないのよ。でも、有り難い事だと思っているのよ。

こんな風に今年も始まりました。元気な限り馬鹿なブログを続けるわ。
                     
                       
                           
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2012年1月3日火曜日

2011年 大晦日 alit ファミリーパーティ

   

the alit   2011年のファミリー
数多いお客さまの中で、家族同様にして頂くメンバー。
椅子に掛けている私の左となりの4人は、中年?夫婦と
若夫婦で、年に何回もalit に来て下さり私とも仲良し。
  後列は、alit 重要スタッフと、alit ご家族






福島氏の右腕 Wiji と家族 左端のナデェアちゃんは学校一の
秀才だとか。私は、インドネシアの事や、イスラム教の事を
教えて貰ったり、PCで困ったら直ぐ駆け込んで直してもらう。


  
 ジェゴグが今年最後のイベントかな?と気持の区切りをつけて
いたのだけれど、その後、2~3、いや、5~6かな?忘年会等
あり、大晦日は一人で年越しをするしかないか!と思っていたが、
一人での年越しを配慮して下さる福島氏から、一緒にNHK紅白でも
見ながら、年越し蕎麦を食べましょうとお誘いがあり、そう云って
頂くと、急に一人の年越しが寂しくなり、遠慮しないことにした。

握りスシあり、バリ料理あり、ビンタン他のお酒。勿論蕎麦も。
 たくさん沢山いただいて、ホントに楽しいパーティでした。

      バリで仲良くなった友達にも会えて
       本当に幸せ者のBalibabaです。