2013年10月20日日曜日

植村直己 グリーンランド縦断達成35周年記念



今年始め、ふと手に取った「植村直己地球冒険62万キロ」
と云う本が面白くて、感動もしたのだが、たまたま今年は
彼が世界最大の島3000キロを、単独 犬ぞりで走破して
から35周年の記念の年だと云う事で、植村冒険館ではその
足跡写真展があり,見に行った。

彼の飽くなき冒険心は、冬季マッキンリー単独登頂に向かい
登頂成功を伝える無線を最後に消息を絶ったのであるが、
どのような状況に置かれても目標に向かって努力する冒険心
に、深く感動したのだった。

そして思った。冒険はロマンなのだと。

感動も覚めぬうちに、今年は特に多い台風の襲来。
10年に一度の台風との予測通り、伊豆大島の集中豪雨は
大きな被害を残した。

人間は、いや、生きとし生けるものは全て計り知れない自然の
恵みを受けながらも、また、どうする事も出来ない大自然の
脅威も享受して行かなければならないのか、、、。

そして大自然への挑戦。これこそロマンでなくてなんであろう。


2013年10月12日土曜日

ノーベル文学賞

ノーベル文学賞を取ったからって、取り立てて読んでみようとも思わないけれど、
今回もまた村上春樹は貰えなかった。 当然だよ。って私は思った。

村上ファンが集まる店があるらしく、今回で6回も集まってると云う事で、
な~あんかなあ。と云う感じ。 まあ、いつかは貰えるかも知れないが
(多作だしね)いまいち文学性に欠けると云うか、、、。 
1Q84は最後は読む気がしなくなったもん。

これはBaabaのおこがましい感想だから、許してもらいますね。
来年の候補に山崎豊子さんを是非取り上げて欲しいわと願っている。
亡くなられた方は対象にならないのかしら?? 真摯な姿勢、取り組み方。
構成の面白さ。丁寧な文章。

若い頃は、通俗的だと決め込んで、あまり関心が無かったのだけれど
今は尊敬してるのよ。



2013年10月2日水曜日

久しぶりの我が家もいい。

朝 目覚めるとまっ先に窓を開け富士山を見た。
夜明け前の富士山は、大地から浮かび上がるように美しい。
外に出て散歩する事にした。



ひんやりとした風も間近な冬の到来を思わせる。
久しぶりに富士宮に帰って来た甲斐があった。うれしい。
歩いているうちに朝日が昇り、足下の川岸に生えている
彼岸花の咲き誇っているのに出会った。
思いっきり四季を感じる日本!! 好きだなぁ。






2013年9月17日火曜日

俳人 金原まさ子さん 102歳 !!!




今もって現役でご活躍。 負けたあ~~。この若さ!!
いや、勇気をもらいました。 今日の徹子の部屋に出てらした。
80歳なんてまだまだ子供だわ!?  素晴らしい先輩を見習います。

昼間、娘から宅急便が届いた。矢張り娘だわ~。好きな食べ物ばかり。
分かってる~。 嬉しいわよねえ。有り難い事だわ。 
あ、そういえば今日は「敬老の日」。だからって訳でもないと思うよ。 
自分が年寄りだってすっかり忘れてたわあはは、、。



うれしい希望。希望は生きる勇気そのもの。


世界最高峰の競馬レース 凱旋門賞の前哨戦と云われる
G2レース ニエユ賞を勝ったキズナは今年の日本ダービー馬。
2歳年上のダービー馬オルフェーブルはその年の凱旋門賞で
惜しくも2着だった。彼も今年の前哨戦のG2フォワ賞を
大差で勝ち、再び凱旋門賞に臨む。

どっちにも勝って欲しいけど、出来たら鞍上が日本人の
武豊ちゃんに勝って欲しい。昔から私の一番好きなジョッキー。
それにねっ。震災の後、人との絆こそ大事。
と「キズナ」と名付けられたんですって。

たかが競馬と云うなかれ。馬は正に走る芸術品そのもの。
データ分析から情報取得など、ぼけ防止には最適なのよ。



2013年9月9日月曜日

日本中が大喜び。

オリンピック2020日本開催決定

誠に嬉しい。 素直に嬉しい。
あらゆる面で希望が湧いて来る決定だ。

80歳の区切りを祝ってもらったあと、急にどっと
疲れが出て、寝込んでしまった。 
いや、決してパーティなどの疲れではない事は自分でよく分かる。

女手一つで、全速力で突っ走って来た半世紀の「つけ」が
どっと回って来たのです。偉そ~な言い草だわね。

ここのところ、殆ど良くなり、どなたにも元気よ~と挨拶していたのだけど、
このオリンピックの決定を聞いたとたん、100パーセント元気になりました。
はっは、。現金なものです。効力100パーセント。
あと7年。何としても見に行くぞ~。足腰も丈夫を保ってなきゃ~ね。


2013年9月4日水曜日

秋の味覚


秋ほど美味しいものにあふれる季節は無いが、トウモロコシも その一つ。
北海道のドラマー勇斗くんがお土産に持って来てくれたのだけれど、
美味しかったあ~。 アリガトね。


2013年8月14日水曜日

今日この頃


富士山を近くで見たくなって
富士宮に帰った。
なんと、全然見えない。

そうよ! 
8月だもの。
秋から冬にかけて来なくちゃ。
富士宮に居た折
ちょくちょく行っていた
ライブの店「東風」コチ
の前にポスターが。

朝霧高原で、大々的な
Jazzフェステをすると。
しかも、東日本支援チャリティ
と銘打ってある。
あー、偉いっ。嬉しくなった。
行ってみたくなったわ。






35周年祝いと傘寿祝いに、大勢の方々が来て下さり、
感謝の気持ちは日を追って深まるばかり。本当に有り難い事だ。
有り難うございました!!! 新しい友達では、バリで知りあった
方が6人も来て下さった。古い友達では、まさしく35年来の、、、。
今、店を支えてくれている大勢のミュージシャンも有り難う。
35年前、店でアルバイトを、と云うより、
私を助けてくれた大学生たちが、立派に、いや、立派すぎる立場で
活躍しているのが嬉しくてたまらない。

沢山のプレゼントも嬉しく、感謝している。
飲んべえは行き渡っているから、酒ワイン焼酎も沢山戴き今も
毎晩一人一人の顔を思い出しながら至福の時を過ごしている。
戴いた花を一部ドライフラワーにした。

隣の赤いバラは特殊な加工がしてあるとの事で、
今もってそのまま咲いている。
これを送ってくれた彼も30年来のお客様。
当時大学生だったが、 今や!! 
本当に「店冥利に尽きる」思いのBaabaです。




2013年7月24日水曜日

感謝の二字しかありません


donfan35年と私の傘寿祝いをしてもらった。
今まで店を続けて来られたのも、私が無事に80歳を
迎えられたのも、全て全て人様が支えて下さったのと
大きな力に守られて来たからこそ!!と、
感謝感謝の言葉しか無い。

ジャズシンガー大野えりさん  (杉本 彰氏撮影)

傘寿とやら。のばして発音すると さんじゅう(30)
となる。ははは、、、。
気持ちだけは30のつもりで、残りを生きて行きたい。
ちょっとくらいの事柄は笑い飛ばして明るく行くわよ~

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2013年7月6日土曜日

山梨のなしなし生活

花も木も草も、伸びるに任せた山荘。誠におおらかな
お人柄と思われる。

友達のお母さんがネコちゃん3匹と暮らして居る家













飲んべえの私の事を聞いていらっしゃったのだろう。
ワインにビール。売るほど沢山用意してあるし、食料も
これまた売り歩いていいほど、どっさり。
惜しむらくは、テレビが無い事。ネットが出来ない事。
近くにスーパーどころか、小さな店さえ無い。等と、
いわば文明に汚された私は、最初はそう思った。
しかし3日目からはネコと話をしたりラジオを聞いたり
ピアノをポロリンとやったりしてるうちに、これって、
中々のもんじゃない!?と、本気で思えるようになった。

この時期もあろうが、富士宮の真反対から見えるはずの
富士山はまったく見えない。

晴れたかと思うと たちまち霧が立ちこめ、直ぐ近くでさえ
よく見えない。感傷的な気分になる。そして、幻想的な風景に
すっかり魅せられてしまう。

















10日間が来て女主人が帰国なさった。お留守番終わり。
あ、何だろう?? 去る日になって急に、無い無い山梨だと
心細く思ったこの別荘地から離れたくない気持ちになって
しまったのは。

野生の鹿が走り回り、一日中小鳥がさえずっているこの地は
別世界の天国だったかもしれない。

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2013年6月29日土曜日

お留守番記

富士宮の我が家から車を走らせて1時間近く。
別荘地入り口の看板付近に、住居として購入した家があり、
3匹の猫が私を迎えてくれた。                   

山の上に行く程 高級な別荘があり、
それなりの方たちが夏の暑い間を過ごしていると云う。                           
梅雨時とあって世界遺産に登録されたのだけれども、
まだ姿を見せてくれない。世界遺産であろうとなかろうと、
その優美な山は世界一だよね。                             

さて!運命的な出逢い!!                 
3匹の中に、バリから一時帰国した時居なくなった
超お利口のチャビにそっくりがいるではありませんか!

嬉しくなって抱きしめたわ



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2013年6月23日日曜日

ネコシッター

チャイルドシッターの真似で、仲良しの友達が私の事をそう云って笑う。
その友人が、3週間カナダに家族中で行く事になり、ネコを金網に入れ
て保護する所には預けたくないから、家に泊まりネコと留守番して
くれないか?と

云う申し出に喜んでOK,OKをした。夜はdonfanにjazz聴きに行けるしね。
ムム君もすっかり懐き、先日久しぶりに東京に行き友人宅を訪ねたら、
ニャ~ンと云って顔をすり寄せて来て嬉しかった。

今は亡き愛猫のトムとチャーリー


ここ富士宮の弟宅にもポンタと云う雄ネコが居るのよ。結構可愛い。
お ネコ好しなのよ。

バリに居る頃、帰国間際に仲良しになった友人が、母親が富士宮に住ん
でいて、バリに来てよと云ってるのだけど、ネコを置いて留守できないから
無理!と云 うのよとの話。

な~んだ、私がネコくらい見てあげるからお母さんにバリに来てもらえ
ば?!と云った。

それから一年して突然メールが来た。ネコの留守番を頼んでいい??と。
勿論引き受けた。何と、3人、いや、3匹も居るらしい。
住所は山梨県だけど、富士山の中腹の朝霧高原付近らしい。
24日から 10日間泊まり込みとなった。 朝霧高原はいいだろうなあと
楽しみにしている。

あれあれ、またまた頼まれたよ。8月、諏訪湖辺りに4~5日泊まるから、
頼みますだと。

ホント、本気でネコシッター開業しようかな?? あっはっは。
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2013年6月5日水曜日

大塚音楽祭

大塚駅構内に貼られた音楽祭のポスターは、街の至る所に貼ってあり
いやでも目を引いた。有り難い事です。おかげさまで盛況のうちに終わりました。



今年で5回目なので、あと数年もしたら、もっともっと大塚の街に
聴きに来てくれる人が多くなるでしょう。期待しているところです。


色々なジャンルの音楽を4つのエリアで同時に演奏しているので、
とてもとても全部は回りきれなくて残念だったし、もったいない気も
しましたが。  その様子の写真は載せきれないので省略しました。


とまれ、全出演者の皆さん お疲れさま。有り難うございました!!



2013年5月26日日曜日

次のステップへ

薫風から汗ばむ風を感じるようになった。 衣替えの6月だし、
私も衣替えに気張らなくちゃ。いえ、心の衣替えの事です。

先日80歳でヒマラヤ登頂に成功された三浦雄一郎さん。
本当に凄い!お目出度うございます。大いに触発されました。

日頃の、精神的肉体的鍛錬は、私ども凡人には想像さえ出来ない
厳しいものだと云う事もテレビで知った。ホント、凄い人もいる。

今日はテレビのダービー観戦で一日が終わったが、楽しかったわあ。
昔からのごひいき、武豊ちゃんが、5回目のダービージョッキーに
輝きました。彼も凄い人ですよねえ。

続けて遊びの話だけど、来週からまた上京して大塚ジャズクルーズ
を楽しもうと思ってます。

donfanの名前を使って35年。私は80歳。と云う事で、区切りの
意味もあり、7月に、しのぶちゃんがパーティを企画してくれている。

そう、そのあとが問題なの。どうゆう風に衣替えをするのか。
変わってゆくのか。次のステッを踏めるのか。本気で熟慮中です。


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2013年5月20日月曜日

 お人好しな日本人!!

わずか4年間であったけれど、外国生活で一番感じた事は、
「何て、日本人はお人好しだろう! 控え目すぎるよ」だった。

先ず、日本が如何に観光明媚な国かを宣伝すべきだろう、と云う事。
国が先頭に立って、もっともっと観光誘致に力を尽くすべきだよね。
ところで、(マスコミによれば)しょっちゅう問題発言をする
ある知事の、一番新しい発言。   慰安婦問題であるが。

慰安婦と云う言葉も??と思ってるが、私にも適当な表現が無い。

彼の知事も過激な発言とは思うけれど、ついでに、本当についでに
私がいつも疑問に思っている事を誰かに聞いてみたいのよ。

その慰安婦と云われる人たち。金も貰ってないのかしら??
そんな事無いよね???  いや、わかりません。

昔、主に寒村の貧しい家庭で、飢えを凌ぐ為に、泣く泣く、遊郭に
売られた娘さんの話。一人一人の、家族との別れは筆舌には尽くせない
ものがあったに違いない。 人身売買は、絶対に罪悪だけれども、
代わりに何がしかの金を受け取り「家族同士で納得した」悲惨な
歴史があった。


話は違うが、従軍慰安婦と云われる彼女達が金を受け取っていたか
どうかを私は知りたいのよ。
その点をはっきりと政治家もマスコミも記事にし、発言すべきではないの? 
実際に「従軍慰安婦」だったと云うある国の女の人が、日本に向かって
賠償しろ、賠償しろと、喚くニュースを見てるとホントに??って
思うのよねえ。問題発言の知事さん、どうせならそこまで云ってよね。

もし、この発言にアメリカまでも日本を云々するならば、私は大声で
云いたい。 人間として許されざる原子爆弾を落とした国は黙れ!!


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2013年5月14日火曜日

母の日

何だかんだと記念日を設けるって、きっと誰でも好きなんでしょうね。
私も嫌いじゃないが、半分も知らないし、また覚えてもいない。
ただ、母の日、5月の第2日曜だけは忘れない。
長男が生まれた日だから。

その2年と5日前に初めての子、長女が生まれたのも印象深く
忘れられ ない。
季節で一番好きな5月に、二人の子供に恵まれた事を神に感謝している。

二人とも、勿論、良い小母さんと小父さんだから、自分で出来る限りの
親孝行をして呉れているのも又、神に、いや、二人に感謝している毎日です。


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2013年4月14日日曜日

時は流れる


久しぶりにdonfanに行ってみる。矢張り、超楽しい。
応援して下さる方々のおかげで何とか店も継続している。

サックスのソロ演奏と云う予定表を見て、何も知らない私は??
と思っていたが、ウワ~驚いた!

まさよちゃん素晴らしいわ!!
写真はソプラノサックスを吹いてるものだけど、
アルトSと見事に使い分けて、迫力満点。凄いねえ。





20日ぶりに我が家に帰ると、さして手入れもしてない庭に
ツツジがいっぱい咲いていた。
東京に行く前にはツツジが植えてあるのさえ知らなかった。
いいなあ~。日本の四季は。 知らぬ間に時の移ろいを
教えてくれる。  富士山もきれいだよ~~~。



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2013年3月16日土曜日

身辺整理!?


今世紀末になっても完全除去が望めないような福島の放射線。

殆ど絶望的放心状態に陥っている私。これではいけないと叱咤勉励
しつつ、自分が頑張ればどうにかなる問題でないからじっと経緯を
見守るしか無い。と、云うのも、本当に切ない。苦しい。

だが、

そうよねえ。今年は80になるのよねえ。そろそろ人生の最終段階
ですよ。 そう! ここいら辺で、身辺の整理をするのも一案だわ。
なんて、暢気なことを言ってる場合じゃ無いわ。本気で身辺整理を
しなくちゃ。

「引っ越し貧乏」と云うのがあるが、思うに私はその典型。
引っ越しするたびに捨て、また必需品を買い入れ、また引っ越し。
それで又捨てる。 何と云うあきれた道筋だったか。

でも、その分冒険もしたし、面白かった!! いいじゃないの?

さあて、富士宮が終の住処になるか?? それはまだ決まらない。
これで納まりそうにない予感もする。「あんた、80才だよ!!」
ってもう一人の私の声が叫んでいる。

このひと月、富士宮の生活用品の整理は一段落した。
あとは、本当の意味での身辺整理に取りかからなくてはね。本気よ。 

                         
               

2013年3月12日火曜日

シキミの花


仏壇にお花をあげて50有予年、初めてシキミの花を見ました。

ママの仏壇の脇に咲いたのよ!

今朝はもう花はしぼんでいました。

昨日 気がつかなければ知らない所 だった。

                                                   

2013年2月16日土曜日

シャガール展によせて

下記のブログは、
Bali Bali Japan, elzawild さんの了解を得 て転載したものです。

親友の早紀ちゃんから頂いた切符なのだけど、
東京滞在の期限切れで富士宮に帰らなければならず
美術好きのelzawildさんに差し上げたらこんな良い報告というか
ブログを見て転載を許してもらったんです。

店の入り口からエレベーターでなく、階段を2~3段下りますと
正面に襖1枚くらいのシャガールの絵が掛かっているのだけど
気が付いて下さっているでしょうか?

あれは、メトロポリタン歌劇場のこけら落としのポスターを
当時売り出しの若いシャガールに依頼して出来たポスターなのでした。

演し物の「魔笛」をイメージしたものと思われますが、
それ迄何とも「へび」だけは苦手だった私が、彼の優しい絵を見る
うちに、へびまでが可愛くなって来たのです。

たまたま今年は巳年。ポスターとは思えない高額だったけど
気張って買った好きな絵を、移転したばかりのDonfanのこけら落とし?
 は は、。に飾ったのでした。 

ともあれ、Bali Bali Japanさん有り難うです。


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シャガール展 (転載)

先週末、チケットをいただいたのでシャガール展に行きました。
最終日になんとか駆け込み、間にあったというわけです。

シャガールは以前からとても好きな画家です。
でもその実、彼について詳しくは知りませんでした。
「なんて夢想的で、色彩豊かで、心和む絵なんだろう」・・・
といつも見とれていただけ。


よく見かけた記憶に残る絵は、この有名な
「エッフェル塔の新郎新婦(1939)」
解説本の中の印刷画の写真なので、色彩は
実際のものとはかけ離れていますが。。。


今回駆けつけたシャガール展では、巨大な布地に描かれた作品群。
こんな大きなキャンバスに、いくつも描いたのかと思いきや、
よく見ると全く同じ絵柄の小さな版画が横に並んでいました。

「え??? パソコンもない時代に一体どうやって、
こんなに正確に全く同じ絵を拡大して描くことが出来たの?」 
と、その布地に近づいて目を凝らしてみるとそれは
布地の上に描かれた絵ではなく、絵柄を編み込んだものであったのです。

「も、もしや?」 と思って布地の裏側を見ると、
無数の結び目と糸の切れ端でふさふさしていました。
そこで初めて何の展示か気付きました。
それは巨大な「タピスリー」だったのです。


生涯にわたって、そして今現在もシャガールの絵をタピスリーに起こしている
イヴェット・コキールというフランス女性の作品群でした。
彼女が生涯をかけて編み出した、気の遠くなるような絵柄と色彩の
「記号化」によって、タピスリーの制作が実現されたということでした。

記号化された下絵(いわば織物の設計図)も見ましたが、
この仕事はパソコンには出来ない匠の技です。

全く同じ色彩を拡大しただけではシャガールの世界は再現できず、
人の手により感性によってあらたな色彩の解釈と変換をしなければ
その世界そのものを表現することができないのだそうです。

また、この展示をきっかけに私は
シャガールの生涯についても垣間見ることとなりました。

ユダヤ人として生をうけたこと、
貧しさに耐えながら描き続けた若き日があったこと。
世界大戦や革命の中で理想を追い求めたこと、
失望を味わったこと。

自ら設立した芸術学校では
構成主義で教条的な画家たちとの対立と攻撃にあったこと。
生涯を支えた妻や子供たちの存在。 「愛」そして「希望」。
彼の絵に描かれた夢想的なイメージこそ
「生きる」という現実であったことなど。
「幻想画家」の代表と評されながら、
実は生々しい現実を心象として描いたものであったと・・・。


初めて私は「シャガールの世界」の入り口に立った気がしました。
そして、もっともっと彼のこと、彼の人生を知りたいと思うようになりました。

--- by elzawild  ---

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2013年2月9日土曜日

水仙が咲きました~~!!!



思わず涙が出てしまいました。そして話しかけました。

すごいわねえ~ありがとう。ばあばも負けないよ。と。



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2013年2月4日月曜日

立春ですって?!



 時の過ぎ行くのは本当に早い!!  今更ながら、、なのだけど、
年齢を重ねるとともに速度を増してゆく。

春とは名のみの寒さで、南洋ボケした老体には殊更きびしい。
が、日本の四季が大好きなのだから、これも楽しまなくちゃ。

次から次に起こるショッキングなニュースも老体には悪い。
それにつけても、マスコミの対応ほど腹立たしいものは無い。

 ま、目をつぶろう。

そうだ。去年セメントの塀の下から伸びてアスファルトを破り芽を
出した水仙。どうなったかしら?? 見に行ってみよう!!


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2013年1月24日木曜日

2013年 今年もよろしく



新しい年の朝の富士山。 新年はやはり富士山から!です。





夕暮れの富士山。紫色に輝いて、息をのむような美しさでした。



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