2010年12月10日金曜日

バリの若者達

クタに居る頃から、20歳前後の若者達が小さなゲームセンター
たむろして朝から夕方まで遊んでいるのを見て、仕事が無いのは
分っていても、「何故だろう?いいのかな?」と、余計な心配を
したものだけど、日本の友達と話していて勝手に結論付けたのは、
「果物はいつでもなってるし、寒くないからその辺に転がっても
眠れるし、何よりも、大家族制度だから、家族の中の誰かが稼いで
来れば何とかなるんじゃないの?」 
 
本当の所はもっと他にあるかもしれないし、直接声かけて聞いた訳
ではないから安易に結論付けるのも妥当ではないだろう。
とは思っている。
 
ウブドでも、そんな若者を見なくもないが、クタより少なく感じる
のはウブドの人達の主な仕事が農業である事が大きいのかも
しれない。と、思っている。
最近知り合った夜間大学生の一人は、雨が降らない限り昼間は
家業の野菜造りを手伝っていると云う。その子の友達はホテルに
もう6年間も勤めてると云う。
 
もう一人は女の子で、結婚して子供もいるのだけれど、もっと
もっと勉強したいのだと。その子は目下お手伝いさんをしている。
 
3人とも20代の、ほんとにいい若者達で可愛くてしょうがない。
知り合ったきっかけも彼等の専攻が、日本語だからである。
とりわけ日本の伝統や文化に興味を持っている。
 
将来はどうするの?の質問に、3人の答え。
「学校の先生になりたい」
突っ込んで聞いてみた。教育と云う事業に対する情熱が半分。
あとの半分は年金があるからと。公務員にならないと年金が
付かないから、バリの若者は、できたら皆、警察官や関税関係、
要するに役所勤めを希望してる。と。
インドネシアでは一流と云えども,民間会社は何年勤めても年金が
無い。いずれも納得したし、またいじらしくも思った。
 
しかし、桁外れの理想や情熱を持つ青年が居てもいいのじゃないか?
出てもいいのじゃないの?! もう、何処かに居るかもしれない!?
等と切望する勝手なBabaちゃん。ごめんなさいね。何もできなくて。
 
 
ガルンガンは、日本で云えばお盆。出稼ぎに行ってる家族も交えて,また日頃疎遠の親戚や友人達とも交流し殆どの店が休みとなり、バリ人は陽気に騒ぐ。
 
子供達は親に作ってもらった獅子舞」をしながら、村を回ってお小遣いを貰っている。
                                    

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