2009年10月15日木曜日

ガルンガン と クニンガン

今年は10月14日が ガルンガンに当たり、バリヒンドゥ教では大事な祭りとなる。

この日は、善の神と悪の神が闘い、善の神が勝利し、神々と祖先の霊が この島、地上に帰って来られるお祝いの日と云う。 日本人の理解とし ては13日のお盆の入りに当たるのかと思う。

日本では15日にご先祖様はまた帰られるが、バリヒンドゥでは10日後が クニンガンと云って、神々と先祖の霊が天に帰られるのだと聞いた。

因に、ムスリムに聞いた。イスラム教の人にはこのしきたりとか行事は無いと云う。 バリ島のイスラムの人は困った困ったと云うから、どうして?と云うと 店がみんな お休みだからって。

でも1日に5回のお祈りは大変でしょ?と不躾な質問をしたら、いいや、バリヒンドゥ の方が大変ですと云う。 「なんで?」 「バリの人たちはお祭りが多いもの」と云う答えが返って来た。

大部分のバリ人は悠長で友好的だと思ってる一つの理由でもあるが、ど んな宗教でも受け容れる。と云うよりも包み込むとでもいうのかなあ。 いい加減(塩梅の事です!!)? そんな所がある。 だが、祖先から受け継いだ神様、仏様は頑として何の疑いも無く、しぜ~んに 守り、継承して行くのよねえ。

バリの人たちの暢気さの現れかな? ヒンドゥ教の1日のお参りは「本当は」3回だけれど、大抵2回で、「最低」1回は、お供えとお参りをするんですと、にっこり笑う。いい雰囲気なんだわあ、それが。写真は1日2回お供えを持ってお参りするバリの女の子です。


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