2009年9月15日火曜日

ラマダンフェアー

イスラム教徒が8割以上を占めるインドネシアは、ラマダンの行事が何かと新聞紙上で報道される。今、ラマダン(断食月)の最中なので、日中は水も口にせず、きっちりとブカプアサ(一日の断食明け)迄仕事をしている。

役所もこの期間、何かとサービスめいた事や恩赦などを施す。その中に目が点になった報道を目にした。ラマダン中に出生証明書を無料で発行すると云うものである。

えっ?と日本人の我々は思わないだろうか。子供は生まれたら2週間以内に届け出ることになっているし、そんなこと考えてもみなかったからだ。「無料発行に長蛇の列」とある。ええ~っ、何で生まれた時届けないの?

通常の届け出申請料は10万ルピア(日本円で1000円位)なのだそうだが、貧しい家ではそれが払えず、止むなく届けてないのだという。2005年以前に生まれた子の証明は1万ルピア(約100円)それ以降は無料。という粋なサービス。

40歳の5人の子持ちの父親は、16歳の長男の出生証明書を手に出来大喜びをしているし、36歳で4人の子持ちの父親も子供達の証明書を見せて大喜びしていた。まだ届け出をしてないお金のない人たち、この機会にみんな届け出をするのよ~~~ 笑い泣きし乍ら、私は心で叫ぶ。

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