Women Peace Conferenceの興奮と余韻が残っている翌日、
バリで知り合っていた好青年のご両親が挨拶に来て下さって、
良かったらどこかへ案内しましょうと云って下さり、友と 二人で
喜んでお願いした。
何しろ、ともえさんがいないとインドネシア語が理解出来ない。
ま、ともえさんには何時も何もかも頼りっぱなしだけど、、、。
どんな所が?ということで、ジャカルタの歴史がちょっとでも
分るような所を見たいと通訳してもらうと、古い町並みを車で
回りながら、一つ一つ説明して下さるのだけど、私が非常に
感動したのは、運転しながら話をされる、お父さんの横顔の
何と誇らしそうな表情だった。
そう云えば、お父さんはスカルノの独立記念の塔を中心にして
案内して下さり、あちこちに立っているモニュメントを、これ又
誇らしく説明して下さった。
「あれは、スカルノと農民の銅像です。独立を下で支えたのも
農民達、庶民達です!」云われるではないか。
まあ、言い方はわるいが、その辺の何処にでも居る風の小父さん
なのだ。
私は心底感動した。この国インドネシアへの愛国心と誇り。
そして、生き抜こうとする底力。
二年前、インドネシアの地を踏んだ時感じた、いい加減さの底に
隠されたマグマのような熱気はこれだったのだ!!
私はこの日からはっきりとインドネシアへの「気持」が変わった。
認識を新たにした。前日の講演会も含めてである。
祖国愛は有る!でも今住んでいるこの国にも、もっと感謝と愛の
気持を持たなければ。と。
今、私の中でも微かなマグマが起こりつつある。
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