2009年9月21日月曜日

何としてもレバランには「くに」に帰るんダーー


  
断食明け大祭の1週間前頃から、ジャワ島や他の島から首都圏に出稼ぎに来ている人たちは帰省を始めるが、ぎりぎり迄仕事をしていた人達も慌ただしく駅やバスターミナル、港に詰めかける。 2700万人の民族大移動なのだ。

写真は、ジャカルタ新聞から無断借用したものだが、あんまり面白いので (ごめんなさい!! あまりにも微笑ましく切実でかわいい)日本の皆に見せたくなって、、、

こんな光景は日本は無いものねえ。 皆さん無事に帰郷して下さいね。

これだけの人たちを無事に移動させるには、政府の調整力が問われるのは当然で、運輸省、警察など、安全確保の為に奔走している。 信じられないが、パンク強盗、ガラスを割って金品を取る斧!強盗、挙げ句は、駅やターミナルで休んでいる人に、催眠術をかける催眠術強盗までいると云うのだ。

約1年間一生懸命稼いで、くにの家族にお土産をいっぱい買って帰る人 たちの無事を祈らずにはいられない。

 インドネシアの宗教事情も、日本では考えられない。 先ず、宗教省があり、宗教大臣がいる。陰暦で数えるのだそうだが、ラマダン入りも レバランも宗教省が発表する。大方のムスリムは、今年は何日頃が断食明けの大祭か知っている。今回だって、大抵の人が21日がレバランと思っていたのに 「20日」と発表されたので、余計大慌てしたのかもねえ。

また、今時そんな刑もあるんだーと思ったのが、シャリアという、イスラム法が存在するのだ。 シャリアと云うのは、公衆の面前で石を打つ、叩くという刑法で、98 パーセントがイスラム教徒だというアチェ州では、ついこの間、国内唯一のこのイスラム法を満場一致で可決したと云うニュースを知った。

曰く、姦通罪100叩き(これは4人の証言者が必要とある)とか、あって、一番重いのは幼児性犯罪で、100~1000回叩きの上、金1キロとある。 尤も、この刑法を問題視する一派もあるそうだけれど。 それなのに、日本人の私達が(女性が)ナーンだかなあと思うのが、イスラム教では4人迄妻を持っていいという法なのよねえ。

ホント、何だか分らないところもいっぱいあるインドネシアです。
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2009年9月15日火曜日

ラマダンフェアー

イスラム教徒が8割以上を占めるインドネシアは、ラマダンの行事が何かと新聞紙上で報道される。今、ラマダン(断食月)の最中なので、日中は水も口にせず、きっちりとブカプアサ(一日の断食明け)迄仕事をしている。

役所もこの期間、何かとサービスめいた事や恩赦などを施す。その中に目が点になった報道を目にした。ラマダン中に出生証明書を無料で発行すると云うものである。

えっ?と日本人の我々は思わないだろうか。子供は生まれたら2週間以内に届け出ることになっているし、そんなこと考えてもみなかったからだ。「無料発行に長蛇の列」とある。ええ~っ、何で生まれた時届けないの?

通常の届け出申請料は10万ルピア(日本円で1000円位)なのだそうだが、貧しい家ではそれが払えず、止むなく届けてないのだという。2005年以前に生まれた子の証明は1万ルピア(約100円)それ以降は無料。という粋なサービス。

40歳の5人の子持ちの父親は、16歳の長男の出生証明書を手に出来大喜びをしているし、36歳で4人の子持ちの父親も子供達の証明書を見せて大喜びしていた。まだ届け出をしてないお金のない人たち、この機会にみんな届け出をするのよ~~~ 笑い泣きし乍ら、私は心で叫ぶ。

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2009年9月9日水曜日

人事では無い心配


     
画像を追加 日本でも、この数年の間、本来は山奥にいる動物が人里に現れ、 畑を荒らし、時には人間をも傷つけたり咬み殺したりのニュースを目にして来ているが、バリでも、とうとう像が民家を襲撃したという ニュースを知った。 何頭かの象に踏みつけられて死者が2人出たという。

これは、スマトラ州の大開発にまつわるもので、パーム油を採るためにアブラヤシの伐採のプランテーションの大規模開発により、像達の住む場所が無くなりつつある結果だと云う。

動物で一番えらいのは人間! いちばんの頭は人間。なのよね???
その為の他の動物の多少の犠牲は当たり前なのよね?????
どうしようもない悲しさに襲われ乍ら、牛肉を美味しい美味しいと食べている矛盾を矛盾とも思わず暮らしている私。

そんな事を果てしなく考えていると、本当にノイローゼになってしまう。
ええ~いっ、ジャングルの法則だ~い!! と思ってみる。
思わなければ生きて行けない。 やっぱり人間も所詮悲しい動物なのかなあ。

日本伝統文化振興財団主催で、狂言2009in BALI と云うのが去年に 続き、伝承正しい狂言の家柄と云われる山本東次郎一家の出演で観る事が出来た。 主人と太郎冠者と次郎冠者が出て来る、おなじみの附子(ブス)。

最後は主人が馬鹿の二人の太郎と次郎にすっかりしてやられる話。 主人であり、地球上で一番えらい人間が太郎動物と次郎動物の逆襲を受けないよう、共存の平和な地球はあり得ないものだろうか!?
                                                              
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2009年9月2日水曜日

バリの庶民の風習、風景


夏休みを利用して、6年生になった男の子は、大方、成人式、つまり、割礼の儀式をするという。これはイスラム教徒の話だが。何故夏休みかと云うと、やはり、痛くて、あまり暴れたりは出来ないらしい。だから学校も休みのときがいいという。

先日、休みに入った頃、男の子を2人持つムスリムの友人が、菓子折りを持って見えて、「お祝いだったのよ」と、嬉しいような恥ずかしいような顔をして話されるには、長男が割礼を済ませたので、、と云われる。

ああそうか、成人式なのね。と私は云ったが、学校で6年生にもなってまだの子は、友達に冷やかされるのだそうなのだ。そのあと、女同士の話で盛り上がり、男子たる者、割礼するべし、となった。まあ、必要のない男子もいらっしゃる(らしい)が。

ムスリムの女の子で、初夜の折り、相手が割礼をしてなくて、逃げ帰った話をその友人が話してくれたが、笑えないよね。、、ホントは大笑いしたけど。割礼をしてないと、「不潔」というのが、女の子に定着してるのだそうである。

女の子の成人式に当たる話も他の友人に聞いたが、先ず、「お金かかったわあー」 が(日本でも振り袖拵えたりとか金をかけるうちもある)第一声。

これはバリヒンドゥ教徒の、ある程度格式のある家庭の話であるが、女の子の場合、初潮があると、一人前の女になったということで祝うのだそうだ。親戚、隣近所を呼んで、ちょうど日本の田舎の結婚式のように、御ちそうしたり手みやげを持たせたりとかするとの事。

儀式としては、糸切り歯を短く切るのだそうで、実際は、ちょっとヤス リを当てるだけらしいが、夫は勿論、誰にも歯向かって噛み付かないようにとの事だそうである。

きっと日本の田舎とか山間部にもそれに似た風習はあると思うが、「成人」と云う意識がごく自然の成長で計られる事が、のんびりしたバリ人に繋がってる気もする。
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2009年8月12日水曜日

インドネシア独立記念日

インドネシア独立記念日と日本の敗戦記念日と2日違いの記念日でも、その祝典の中身は180度違っている。

毎年の事乍ら我が祖国の終戦記念日は反省と懺悔一色に埋められ、8月に入ると広島長崎の惨状を伝える報道から始まり、軍部、とりわけ作戦本部の海軍軍令部が、 誰もがいけないと思い乍らも、誰も口に出して云えない流れに流されて行った様を、今、NHKの特別番組でやっているのを見ているが、中で、その事実を 『やましき沈黙』と云う言葉で表している人物もいたのが、わずかながら、 「人間の血」を感じて救われている。

 多くの前途ある若者が、間違った指導者の下で散って行った様は、思い出す度に涙せずにはいられない。 『ジハード』と教育されて、今、自爆テロを行う、年端もいかない少年達とどうしても私はだぶってしまう。
7月中旬のジャカルタ新聞だが、ジュマイスラミア(J.I )の創設者の一人,バーシル師と共同通信社の記者の会見を報道しているが、「爆弾の使用は戦場に限られる」としながらも、「イスラムを守る聖戦」であり、「ユドヨノは米国に従属している、その関係を維持する限りイスラムには害だ、本当の敵は米国とその同盟国だ。」と、真に イスラムを守る聖戦を教育している最中だ、と、中部ジャワ州のイスラム寄宿学校で語った、とある。 戦慄が走った。アメリカの同盟国の日本も心配だが、純真な少年達を思ってである。


上の写真は、インドネシア独立記念日を祝して記念日の2週間前からホテルの玄関に掲げられている、赤と白、メラプティの旗だが、個人のどこの家にも、大小のメラプティがはためいていて、人々はがこの日を純粋に喜んでいるのを見るのは、本当に嬉しい。
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2009年8月2日日曜日

明るくのんきでお祭り好きのバリ人


私がこの国の事を本気で心配してるのは勿論知らないバリの人たち、、、。
それでいいのだけれども。

28日はオーナーの誕生日だった。プールサイドのパーティで、一番楽しんで喜んでいたのは、従業員、スタッフではなかったろうか。飾り付けもさすがに上手。それだけでもお祭り気分なのに、銘々が仮装したり着替えたり。 パーティの準備で、仕事もそっちのけなんですよ。と、オーナーが笑ってらした。

みんなの一番のお目当ては、どうやら景品のくじ引きのようだ。主な景品のくじをマネージャーがプールに投げると、まあ、一斉に飛び込むわ。もぐるわ。

本当に楽しいパーティだった。私はまた思った。いいホテルに滞在してるわ。と。                                                                                                 
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2009年7月30日木曜日

政界も自然界も大荒れの夏

8月の衆院選を控えて、今度こそ、どちらが与党になるか野党になる か、全く分らない、天下分け目の決戦と云えよう。

マスコミでも巷でも、現野党の民主勢力の優勢を伝え、民主党は、もう、鳩山氏が総理になったような発言も目立つが、選挙ばかりは蓋を開けてみないと分らない。あらゆる事をひっくるめて、要は、我々が幸せに暮らして行ければいいのだ。

インドネシアでも、正式にユドヨノ氏が大統領に決定したのに相前後して、首都ジャカルタで同時爆発テロが起こった。(7月17日)

こちらのマスコミはユドヨノ再選阻止か?など報道されるのは勝手だが、当のユドヨノさんのそのような発言は軽率だったのではないか!と思った。案の定、反対派からの突き上げは勿論、マスコミも非難していた。

正式に決まったのに又もってメガワティもカラも認めないどころか、無効を最高裁に提出するんだとか、、、日本は、さすがにこんな事あり得ないよね。

インドネシアの爆弾テロと云えば、2000年のジャカルタ証券取引所からしても、今回2009年迄、合計7回、死者293名、負傷者1000人近くを出しているという。
今回も自爆テロである。痛ましい。悲しい。恐ろしい。空しい。一日 も、一刻も早く、安心して暮らせる平和な世界にならなくちゃ。しなくちゃ。祈るばかり です。

また、この夏の日本の大雨被害のニュースにも心を痛めている。ここ迄の大被害となると、政府の力が必要なのに、与党も野党も足の引っ張り合いばかりしていて、怒り心頭、情けなくなってしまう。
ちょっとーーー、麻生さんよう、鳩山さんよう、何とかしてようーーー
お願いだから。


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2009年7月20日月曜日

ちょっと外に目を向けると

インドネシア大統領は、ユドヨノさんに決まり、世界中、大方の人に歓迎されたようで、目出たく二期目に向かってスタートした。大統領選で暴動が起こって、未だその火が消えぬ国もある中、目出たいスタートであると思う。

オバマ大統領も祝辞の中で、インドネシアに民主主義が順調に育っているとの喜びを発していたが、ユドヨノ氏は、インドネシアがアジアをリードして行くと、胸を張っての演説である。目出たし。めでたし。

スカルノ初代大統領は、オランダからの独立を勝ち取り、建国の父と迄讃えられたが、大統領の椅子に長く座っている間に変貌したのではあるまいか。元大統領メガワティ女史はスカルノさんの長女だが、その時の部下だったユドヨノさんがメガワティと共に大統領選に出馬し、ユドヨノさんに破 れて以来、口もきかないそうで、今回も又敗北したのに、敗北を認めないとかのマスコミの情報である。
どうか、ユドヨノさん、支持者の期待を裏切らない、いや、世界の歴史に輝く大統領としてアジアの為に働いて下さい。

ユドヨノ氏が掲げた政策の一つは経済の安定発展だから当然として、二つ目に汚職撲滅を揚げている。どこの国でも多少の汚職や贈賄があるのは常識(えっ、忌々しいっ)だが、インドネシアの汚職贈賄は目に余る。中で、汚職ナンバ-1が裁判所(本当だよ)だと云うから恐れ入る。いやはやオッソロしい。

この調査は国のしかるべき調査機関のもので、報道はジャカルタ新聞である。報道だけなら、私もこんなに怒らなかったかもしれない。だが、大事な友達の事で、二の句が繋がらないほどの裁判所決定を知ったのだ。これ程の腐敗を許してなるものか!!と悲憤慷慨している。そして、汚職や贈収賄を当たり前のように見ぬ振りをしているバリ人達にも腹を立てたりしている。


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2009年7月15日水曜日

先週、こんな、お誕生祝いをしていただきました。

間違いなく年を取った私は、とうとう4分の3世紀を越しました。もう、めんどくさいから、誕生日が来る度に1つずつ捨てたりする事はしない。や~めた。 バリでおいくつですか?と聞かれると、いつも、” I forgot” で済ます。半分本当なのよ。

そんな私の誕生日に、(写真見たでしょ?!)外出先から帰ったら、いきなり目に入ったのが、ベランダいっぱいの風船と、思いっきり豪華な花でした! 誕生日の事、誰にも云わなかったのに、、と、驚き乍ら部屋を開けようとしたらハッピバースディの歌を歌い乍ら、ホテルスタッフが行列して来てくれるじゃないの!!。

ローソクが灯っているケーキを手渡されて2度びっくり。そのローソク、でっかい数字になっていて、何と、76ではないですか!! もう、可笑しいやら、嬉しいやら、、。 有り難い事です!! 勿論オーナーもニコニコ笑って立ってらっしゃる。

一人ずつ握手したりハグハグしたり、、、。 「ありがとう!!」 「サンキュベリマッチ!!」 「テレマカシー!!」はっはっは。それしか無いよね。

あと一つ付け加えると、今迄わたしの年を知らなかった多くのスタッフ が、みんな「うっそー」と云ってたと云う話。と云うわけで、どこへ行っても元気と馬鹿ぶりを発揮して可愛がってもらっています。


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2009年7月10日金曜日

Balibaba の 昼食


茹トウモロコシ25円、ふかしジャガイモ30円、チキンソテー70円

太陽をいっぱい浴びたバリの野菜は本当においしいのよ。(特に、ジャガイモを熱いうちにバターをタップリつけ、塩をパラパラっとふって食べるのが好きなの。)
写真は、最近の私の昼めし。そうです。お食事などと云うものではありません。左の向こうにあるのはスイカとパパイヤ。デザートのつもり。コーヒーは、キンタマーニで買って来たコーヒー豆を自分の好きな具合に焙煎して挽いたものだから5円くらい。デザートが20円くらいだから、合計150円。

夕飯は煮物をしたり、生野菜か野菜炒めに日本食専門店で買って来る刺身とか魚を焼いたり、気が向いたら天ぷらだったり。あまり量を食べる方ではないから結構2~3日分が冷蔵庫にたまったりして、そんなのを適当にまた料理して食べたり。

自分の好きな味にすれば満足するのだし、工夫次第で安くて楽しい食卓になるのよ。お隣に上げたいなあと思って持って行ったりするけど、面白い事にお隣 さんも、今これを食べていただこうと思ってたのよ。と、そこでまた一品増えて。 ついでにビールがもう1本増えたりもしますがね。はは、、、。

そして、週1回くらいかな? お気に入りのワルンで食べたり。月に1回くらいレストランへ行ったり。 本当に、日本の、所謂平均的サラリーマン、中流と下流の間の食事なのだけど、バリで食べるものは、みな、安くて助かるの。勿論、世界のお金持ちが集まる観光地だから、超一流の店もホテルもある事を云っておかなくちゃね。

年を取ったら一番の楽しみは食べる事だって聞いたことがあるけど、間違いないわ。いや、間違いなく年を取ったと云う事ね。
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2009年7月3日金曜日

気楽に行けるワルン


ワルンと一口に言っても、ピンからキリまであるが、レストランと銘打っている店とは違い、何と云っても一番の魅力は値段の安い事。その上、美味しいのよ。とっても。 私達がよく行く店は、バリに来て1年近くなってからようやく自分達の口に合う店を見つけ、しかも衛生面でも心配が無い(まあまあ)というのもあって、ちょくちょく利用している。

そこは、日本料理店と看板掲げている所よりも、刺身が美味しい。マスターは、エビなど捕ったらすぐにする船凍冷凍を自慢宣伝しているが、成る程美味しいです! 写真は2人分の皿盛りですが、マスターが日本人のせいか、盛り方も指導してるのかな?

手前のピンク色の花はマグロ大トロ、左はホタテ貝柱、右はイカ刺し。エビは注文しなかったけど、私はエビの刺身が一番のお気に入り。ホタテと同じ値段です。

あと、野菜のものを取り、一人450円くらい。ビンタンビールをのん でも600円で済むのよ。 日本でこれだけのものを注文すると、刺身だけでも2500円はするわねと私達は大満足するのです。

バリで、ひとくくりにどんな料理がお薦め?と云われると、そうですね え、やはり、(というべきか)中華ですねえ。多分世界中どこへ行っても(あまり行った事無いけど)一番美味しいのではないかしら。そんなに行くわけじゃないけど、レストラン級の中華料理店で、お腹いっぱい食べてお酒も飲んで、1000円位。嬉しくなるでしょ?!
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2009年6月30日火曜日

海岸沿いのドライブ

目的地無しでもバリの海岸沿いのドライブは結構楽しめる。私達は東へ向かって車を走らせた。バリに来た頃、クタの街の裏通りの道路の悪さにあきれ果て、これで観光地って云えるの?と怒ったものだが、さすがに国道だけは整備されている。

北の街シンガラジャ方面に行ったときも、インドネシア西部国立公園へ行った時も、国道の整備には驚いた。驚く方がおかしいのだが、それ程に、一歩脇道に入るとガタガタ道路なのだ。世界に冠たる観光地でしょ?検索したおり誰かが書いていたバリの形容詞、最後の楽園でしょ?

それにしては道路がねえ、、、と、バリに住んでいる人間として引け目に感じていたのも忘れて、左を見れば熱帯特有の大木と、点在する古い寺院。右に目を移すと輝く青い海。開けた車の窓から入って来る風は潮のにおいがして、すっかり満ち足りた気持になる。

遅い昼食は、ウイッキーお薦めのワルンだ。メニューはナシチャンプルだけ一品の店。店の中は現地人と中国人と西洋人が入り交じってそこそこに混んでいる。私も初めてのナシチャンプルとやらを取ったが、もう、びっくり!大きな皿の真ん中に白いご飯が盛ってあり、その周りには、鳥や魚の唐揚げと煮たもの。野菜も炒めたり煮たりしたものや、その他豆類もあ り、皿一杯にてんこ盛りなのだ。

ピーナッツを揚げたのが添えられて、それはご飯と一緒に食べるらしい。食べてるうちに、インドネシア特有のおいしい味だと思えて来た。混んでるわけだ。中国人も西洋人も来てるわけだ。納得、なっとく。それで日本円にして250円程度。早く云ってよ。あっはっは。


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2009年6月25日木曜日

バリ サファリパーク


バリにはいくつかの動物園などがあるが、バリサファリは広大な土地に ジャングルを模して作られたパークで、インドネシア、アフリカから集め られた60種類以上の動物達が保護され乍ら暮らしている。

なるべく自然に近い環境で、と云うのはあるが、人気の大虎やゾウは鎖に 繋がれていて、見物者と一緒に写真撮影が出来る。 皆喜んで一緒に写真撮っていたが、中でも獰猛な虎と撮影するのが大人気で 一緒に行った友人も撮ってもらい、あなたは?と云われたが私は断った。 だって、その虎ちゃん、「いいかげんにしてくれ~うんざりだよ~疲れたよ~」 と訴えているようだもの。 頭の中に、しっかりその勇姿が残ってるからいいのよ。


お目当てのホワイトタイガーは、さすがに鎖につなぐわけにはいかないらしく 広~い鉄柵の中で、悠々と歩き回っていた。 私達見物者もまたガラス張りの部屋から見るしかなく、少しがっかりしたが仕方がない。


おっと!! 突然、大サービスだよ!? と云うわけでもないが、カッ プルが 子孫を残す行為ではないか! ほんの一瞬の事だったが、どうにか撮ることができた。厳粛な、嬉しい気持の 一瞬だった。


しつけられた像の演技や、鳥たちの、教えられた舞やユーモア満載の猿 の演技を見てバリサファリのトラムに乗ってスマトラのジャングルに住む動物達を見て周り、 サファリパークをあとにしたのは3時間あとだった。 パーク内には立派なレストランも夕陽のきれいなホテルもあるのだが、 お昼は安く食べられるワルンにしようとなり、私達は東部海岸に向かった。


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2009年6月21日日曜日

何回行っても大好きなキンタマーニ地方







    

バリ島は、100歩くと、また、見てみたい箇所ばかり。最近アリッツで知り合った北海道の方に、お気に入りのドライバーを紹介したら、よかったら案内してくれませんかと云われる。まだ、わずか1年しかバリに住んでないし,案内と云うほどは出来ませんが、私の行きたい所でよかったらご一緒しましょうとなり、便乗させてもらった。

ブサキ寺院は、バリヒンドゥの総本山となっている。絵はがきにもなってるし、世界各地からの観光客で溢れている。バリは寺院だらけと云っても過言ではないと思うが、ブサキ寺院はさすがに総本山だけあって、壮麗であり、雄大に見えたが、人々は寺院に参拝すると云うよりも観光が目的なので、それを目当ての店や物売りがひしめいていて、もう、うんざりしてしまった。寺院そのものが商業化していると云う気がしないでもない、と、思った。

そのあとキンタマーニ高原へ行き、気分も晴れ晴れ。あ~、いいなあ。キンタマーニ高原はいつ来ても。特にその日はよく晴れて、バトゥール山と対比して見えるアバン山もくっきりと見え、バトゥール湖をやさしく包んでいるかのようだ。そして、そして、その向こう、雲の上にアグン山が聳えてるではないか!

アグン山はバリで1番高い山で、日本が霊峰富士と呼んでるのと同じくバリの人たちに崇められている山だが、その勇姿を目にするのは初めてだ。

案内した人たちについ自慢してしまった。超ラッキーよ! アグン山が見えて。しかも3ッつの山と湖が一望できるなんて!!と。

絶景を眺め乍らの遅めの昼食の美味しかった事は云うまでもない。さあ,次はホワイトタイガーに会いに行かなくちゃ。
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2009年6月16日火曜日

最近のbalibaba事情

あまりにも遊びが過ぎたのか、人付き合いが過ぎたのか、いや、飲み過ぎかも!?  体調が芳しくないので診察を受けることにした。 軽い咳、軽い痰、軽い胸の痛み。

日本人学校でボランティアで英語を教えているヘレンに、学校へ行く途中にある、ちょっときれいな病院の前で下ろしてもらい診察を受けた。すぐに、日本人の通訳の女性が付いてくれ、仲良しになったが、これはあとでの話だけど、また飲む約束なんかしてしまったのだった。

検査の結果、心電図に異常があるが、この病院には心臓の専門医が居ないからとの事で、デンパサールの公立病院に行くハメになったのだけど、なんとまあ!べッドに寝たまま点滴をし、おまけに酸素吸入器まで装着してなのよ!  ま、酸素吸入で、呼吸がらく~になったのは確かだけど。

何よっ、急に重病人になったみたいで、も~う、オーバーだっちゅうの!
勝手に腹を立てたりして、遂に可笑しくなって、クククっと一人で笑ってると、公立病院に到着した。診察の結果、入院となり、まあ、1日しっかり精密検査しましょうとなった。ホ~んと、やれやれ、、だわよ。 

ところが、です!そこでまた、日本人の通訳女性に世話になったのだが、この女性がまた大変な縁ある人とわかったのだ。高校時代のヘレンの生徒!(びっくり!!)だった事を知り、話をしてるうちに、バリで仲良くなったともえさんとも仲良しで、ドンファンの事も聞いていますとおっしゃるじゃないの。

それもその筈、彼女の旦那様(インドネシア人)はジャズミュージシャンで、バリをもっともっとジャズの盛んな街にしようと頑張ってるそうなんですよ。

人間の縁って、ホント面白い。babaの病気もまんざらじゃないわいと、妙に嬉しくなって、またまた活躍?? の場が広がったことを喜んでいる。

因に、わたくしは、大した事も無く1日で退院出来、ユリさんが演奏してらっしゃるカルティカプラザホテルのプールバーに、友好を深めに行こうとワクワクしている。

もう一つ伝えなきゃいけないわね。デンパサールのSURYA HUSADHA病院は設備も整っていて、手術は勿論、透析も完全。先生も看護士も、通訳の人も皆、それはそれは優しく親切でした。


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